「最後にデートしよう」地獄のデートのはじまりだった…
「1年付き合った彼に別れようと告げると、最後のお願いといって『デートしたい』と要求されました。最後の思い出作りにいいか…と思って承諾したんですが、本当に行かなければよかったと思います」
彼の浮気が原因で別れを決意したというアカネさん(仮名)。最後のお願いでデートをすることになったのですが、しなければよかったと後悔しているそうです。
「彼の提案してくれたデートはドライブデートでした。普段からドライブが好きな人だったので何も考えずに車に乗ると、車はどんどん海へ向かって…行先を聞いても『内緒』というばかり。夕方からのデートだったので夜景などを見せたいのかなと思っていたんですが、そのうち無言になりました」
黙って車を海に走らせる彼氏に、アカネさんはだんだん恐怖を募らせます。
「怖くなってきて、トイレに行きたいと言って近くのコンビニに停めてもらいました。そこで友人に連絡し、トイレに行ったり、お菓子を買ったりして、時間を潰してたんです。そしたら彼が突然、車からギターを取り出したんですよね。何が起きたのかと思ってビックリしていたら、彼…突然コンビニの駐車場で弾き語りを始めたんです」
その曲は、彼氏が作ったという自作の失恋ソング。海辺でこの曲を聞いてもらい、別れたくないと伝えようとしたんだそう。アカネさんが怖がっているのを察して、焦ってコンビニでの演奏に踏み切ったそうです。
「ドン引きですよね。コンビニの店員さんに注意されても『俺は彼女を失いたくないんです!』とか叫びだして…。恥ずかしくて仕方がなかったですよ。そのうち友達が迎えに来てくれたので、そのまま友達の車に乗って逃げるように去りました」
そのあと彼氏がどうなったのか、アカネさんも知らないようです。