児童手当の所得制限を見直すなど、「異次元の少子化対策」を打ち出した日本政府。しかし、SNSでの発信を見渡すと、国からの経済的フォローだけでは解決できないほど少子化の問題は複雑化しているようです。
そんななか、経済面以外の少子化の原因を探ろうと、株式会社ベビーカレンダーが経産婦さん1162名を対象に「2人目(以降)の壁」についてアンケート調査を行いました。
結果から見えてきた少子化の原因、今後の課題として願われる対策とは一体何だったのでしょうか?
「2人目(以降)の壁」を感じている人は92.5%!
今回のアンケートに回答した経産婦さんは1162名。
そのなかで「当初に希望していた子どもの人数とは異なる」と答えた方は59.2%、さらにこのなかの92.5%が「2人目(以降)の壁」を感じていると答えました。
およそ600名もの経産婦さんが「希望の人数を出産できていない」という結果となっています。
ちなみに、私も子どもは4人ほしかったのですが、結局は2人です。「2人目(以降)の壁」と感じるお金以外の問題とは、いったいどのような内容なのでしょうか?
少子化の原因の25%はセックスレスだった
多くの経産婦さんが「2人目(以降)の壁」と感じるお金以外の理由は、「仕事と家事の両立(67.3%)」「年齢や体力的な理由(65.2%)」がツートップという結果に。
私は29歳で長男を、32歳で次男を出産しています。そういえば、次男の夜泣きの際は体力低下で夜中に起きることがままならず、あまり対応できなかったことを思い出します。
1人目の育児で体力への不安を感じてしまったら、たしかに2人目の出産は躊躇してしまうかもしれませんね。
仕事と家事の両立も、保育園に入れないなどの保育園問題がからんでハードル高すぎです!
「2人目(以降)の壁」と感じるお金以外の理由は、「夫の会社の体制(35.7%)」「2人目以降の保活問題(30.5%)」など、シビアな現実も続きます。
そのなかでも、ベビーカレンダーが注目したのは5番目に多かった「セックスレス妊活(25.0%)」でした。