同じ屋根のしたで暮らしていれば、配偶者と衝突することもあるでしょう。
カチンときても、子どもがいると「こんな親を見せてはいけない」とつい怒りを我慢するときもあるかもしれませんが、そればかりでは問題は解決しませんよね。
子どもに見せたくない夫婦喧嘩はどんなタイミングで話し合うのがよいのか、夫婦仲のいい夫婦が心がけていることについてご紹介します。
子どもが寝た後の寝室で…(男性/45歳/製造)
「共働きの妻とは、たまに家事や育児の分担で喧嘩になります。
家に帰ったばかりで洗濯物を入れていない僕を見て、続けて帰った妻が『私ばかり大変な思いをしている』とぶつぶつ言いながらやることもあるのですが、ムカっとしてもリビングに子どもがいればやっぱり大声は出せません。
そんなときは、子どもたちが寝るまで待って、寝室で不満を伝えるようにしています。
本当は寝る場所じゃなくてリビングのほうが話しやすいのですが、以前トイレに起きてきた長男がドアの外で話を聞いていて、次の日の朝に『昨日、パパとママが僕のことで喧嘩していた』と口にしたことがあり、子ども部屋と階段から遠い寝室がいいと決めました。
これは妻も納得していて、ふたりの空気が悪いときなどは先に寝ないで待っているときもありますね。
『きょうは僕も帰ってきたばかりだったから』と言うと、『それならそう言えばいいじゃない』と返されてため息が出るときもありますが、不満を溜めるよりずっとマシで、寝室に入るまでに言いたいことをまとめる時間があるのも、冷静になれていいかもしれません。
お互いに仕事をしていて忙しいなら嫌な空気はなるべく早く何とかしたいし、これから寝ると思えばその場で一応の解決まで進めるので、この習慣でいいかなと思いますね」(男性/45歳/製造)
家のなかで子どもの気配がない状態といえばやはり寝た後になり、リビングで話し合うというご夫婦は多いかと思います。
間取りによっては、起きてきた子どもに話の内容を聞かれる可能性があり、それを避けるなら寝室のほうが安心という場合も。
いまから寝るという場所で言い合うのは窮屈ですが、だからこそふたりが納得できる答えを探す意識もあるのかなと上記のケースを聞いて感じました。
夫婦喧嘩では、子どもからしっかりと不穏な気配を遠ざけておくことを意識したいですね。