韓国ドラマを見ていると、義理両親、義理実家が登場してくる割合が多いなと感じた人も多いのではないでしょうか。
韓国は儒教の国。年長者を敬い、家族の繋がりをとても大切にします。そんな韓国では、家族(義理実家)との関係も日本とは少し違います。
ストレスを溜めてしまう日本人も多い?
日本では子どもが結婚しても、子どもの結婚相手には気を使い、敬意を払う親が多いと思いますが、韓国の場合、結婚後は義理実家との距離が突然近くなります。
よく言えば義理両親が「本当の子どものように接してくれる」とも言えますし、悪く言えば「干渉がひどい、馴れ馴れしい」とも言えるかもしれません。
特に義理実家と自宅の距離が近い場合、連絡もなしに突然訪ねてきたり、帰宅したら家に義理両親が家でくつろいでいた…なんてことも決して珍しくはありません。
韓国人の感覚だと、両親に家の鍵を渡したり、玄関のパスワードを教えるのはごく普通のこと。「なんで勝手にパスワード教えたの?」なんて韓国人パートナーを問い詰めたら、恐らく夫婦喧嘩勃発です。
このような義理両親の行動に「いくら家族でも、もう少し距離をとってほしい」とストレスを貯めてしまう日本人はとても多いと思います。
しかしそれでも我慢して義理実家に合わせていても、 義実家側は日本人のお嫁さん、お婿さんが無理をしているとは思いません。
「韓国に慣れてきているんだ。すっかり韓国人みたいだ」と勘違いしてしまう可能性が高いです。
自分の子どもの結婚相手には「何かをしてあげたい」
ただ、韓国の義理実家側が干渉してくるのは、決して悪気があるわけではありません。
自分の子どもの結婚相手は自分の子どもと同じように大切に考える人が多く、「何かをしてあげたい」という気持ちがとても強いだけなのです。
しかしそれがうまく伝わらず、Too muchになってしまうのだと思います。
そのような場合には、義理実家に気を使わず「私は外国人だから理解できない部分もあって少し負担だ」ということを韓国人パートナーに正直に伝え、義理実家からの愛情を少し減らしてもらうのがよいと思います。
簡単なことではありませんが、はっきり言えるのは「言わないと絶対に伝わらない」ということです。
韓国人はとてもサバサバしているため、たとえ喧嘩のように言い合いになっても、最後には仲直りしている場合が多いです。
これは義実家との付き合いに関してだけでなく、韓国人との付き合い方にも言えることだと思います。
義理実家との今後の関係性が悪くなるのを恐れて「自分だけが我慢すればいいんだ」と我慢する必要はありません。
私の義理実家はそんなに干渉してくることはありませんが、やはり全部を受け入れるのはストレスでした。
結婚当時は外国人というのを全面に押し出し、初めから自分の許容範囲外のことは無理はせず、韓国人の夫に任せました。
なので義理実家も外国人の私に無理な要求をしてくることもなく、結婚10年以上経ったいまも喧嘩などはなく関係は良好です。