うれしいフォロー(男性/38歳/営業)
「先日、したの子が通う小学校で運動会がありました。
普段はなかなか顔を合わせることのない、息子の友達のお父さんやほかの保護者のかたと挨拶することができて、せわしないけれどうれしかったです。
スポーツ少年団が一緒のあるパパと『久しぶり』と話していて、お互いちょっと太ったかなとわかる雰囲気で、思わず『コロナであまり外出できなくて、家にいるうちに太ってしまった』と笑いながら言ったとき。
隣にいた妻が『幸せな証拠よ』と笑顔で答えてくれて、それを見たパパ友も『そうだよなあ』とうなずき、和やかな空気で話を続けられました。
体型の変化って、目に見えてわかるときは触れないほうがかえって不自然なときもあって、男同士だからとつい気安く口にしてしまったのですよね。
パパ友が『俺も、家でご飯を食べる時間が増えたから太ったのだと思うけど、何か運動しないといけないよね』と言い、妻が『うちはたまにウォーキングに行くよね。一緒に運動できてうれしい』とまた笑顔で返していて、盛り上がりました。
俺が太ったことをいじると相手にも同時に失礼になるわけで、そうじゃなくて前向きに受け止める言葉が出る妻は、すごいと思います。
家では『何とかしなさいよ』と口うるさく言うこともあるけれど、外に出たときは対応を変えるのは、俺に恥をかかせないためかもなとも感じますね。
妻のためにも、ダイエットをがんばりたいと思います」(男性/38歳/営業)
結婚生活で太ってしまうのはよくあることで、それを人前で面白おかしく取り上げるのも場が盛り上がるかもしれませんが、夫としての立場はいいものとは感じられません。
それよりも、「幸せな証拠」と前向きに受け止めている自分を見せることで一緒にいる人もリラックスでき、楽しいテンションで会話が続けられます。
体型の変化などを「いじる」のは、その場にいる人も同時に傷つけることがある可能性を、忘れてはいけないと改めて思います。
一緒にいる人の気持ちも損なわない言葉は、愛情と信頼を深くする大切なコミュニケーションとなります。