世代間ギャップ、そして育った環境の違い
けれどその分、パスタなど洋風のものがあまり好きではなくて、晩ごはんは「白米がないと食べた気がしない」と言うので、基本的にわが家の晩ごはんは白米ありき。
わたしが大好きなイタリアンなどは家族が嫌がるので、自分の友人と外食するときに食べています。
夫と同世代でも洋風のものが好きな人はいるので、そこは好みもあるでしょう。しかし、なんだかんだ言って昔から食べているものがおいしいと感じるものなので、「食べなれない感」はずっとあるようですね。
ちなみにバナナ世代の夫に対して、わたしは「キウイ世代」。子どものころにキウイが大ブームになっていたのを思い出しました。
わたしくらいの世代からお刺身にサーモンを食べるようになったらしく、わたしはサーモンのお刺身が大好きですが、夫はこれまた食べません。
「生で食べるもんじゃない」んだそうです。サーモンのお刺身は、夫と同世代のわたしの母も食べないので、本当にそこは「世代ギャップ」なんでしょうね。
昔から魚を食べていた夫は、魚の食べ方がとても上手で、サンマの塩焼きなどまるごと一匹の魚をマンガに出てくるような「骨だけ状態」にキレイに食べます。
鮮度の見分けもつくようで、たまにわたしがスーパーで魚を買ってくると、ひとめ見て「ちょっと鮮度悪いな」なんて言ったりします。
本人にとっては普通のことらしいですが、海なし群馬県で育って、切り身のお魚しか食べたことがなかったわたしからすると、すごい能力だなといつも感心しています。
そして魚料理をろくに食べてこなかった私は、魚料理が大の苦手。魚好きな夫に魚料理を作ろうと煮魚などにチャレンジしましたが、どうやってもおいしく作れず。ある日夫が自分で作っているのを味見したら、信じられないほどおいしくて驚きました。
本人は「レシピ見て作ってるだけだよ」とこともなげに言いますが、料理こそ個性が出るもの。
おそらく夫はおいしい魚料理をたくさん食べて、魚料理をするお母さんを見て育ったんだろうなという背景が見えました。それ以来、煮魚は夫にお願いして作ってもらっています(笑)。
世代間ギャップ、そして育った環境の違い。夫婦って全然違うところで育って一緒に暮らすので、信じられないこともたくさんありますが、おもしろいこともまぁあります。
そんなギャップや違いで大バトルになることもありますが、ときどきこういう発見もあるので、なんだかいいなと思うきょうこのごろです。
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