「首輪つけちゃうよ?」
「元彼は自称ドSで、とにかく私に命令するのが好きな人でした。命令する自分かっこいい…みたいな?最初はリードしてくれてるんだと思ってキュンとしてましたが、あれはリードじゃなくて命令ですよ」
元カレのヤバい発言を打ち明けてくれたのは、カズハさん(仮名・28歳)です。
「普段からうえから目線な発言は多かったです。『俺の言うこと聞けるよな?』とか『俺がルールだから』とか…いま思えばちょっと何言ってんの、って内容ばかりなんですけど、当時はそういう攻めの姿勢が好きだったんですよね」
しかしカズハさん、時間が経つにつれて彼の発言が気に障るようになります。
「洋服まで指定してくるんですよ、俺が決めた服を着ろって。なんであなたにそこまで縛られなきゃいけないのってイライラしてきちゃって…。強気な人はたしかに好きですが、物事には限度があると思います。彼は嫉妬深いところもあり、束縛も結構激しかったのですが、だんだんとそんな部分にもイライラするようになりました」
それは、カズハさんが友達との旅行を計画していたときでした。
「高校の同級生とみんなで温泉旅行に行こうという話があり、女子だけだから行ってもいい?とメールで聞いたら『俺から離れるつもり?』『言うこと聞けないなら、お前に首輪つけちゃうよ?』って返事が…。そのとき友達も一緒にいたのですが、私に送られてきたメールを見て『気持ち悪い!ペットじゃないから!』とキレていました。その言葉を聞いてやっと、やっぱりこの関係おかしいよなって気づけたんです」
それからしばらくして別れを決断したというカズハさん。後にも先にも、彼女に首輪をつけようとする男性には会っていないと言います。
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