20歳年上の夫と高1マイペース息子を持つアラフィフ主婦ライター、塩辛いか乃です。
さて、私立の学校を見学し、華やかなイメージに好印象を持ったわたしたち親子。ですが問題は、ハードと言われる中学受験を、お勉強嫌いな息子が突破できるのかということ。
とにかくそのあたりは、塾に聞いてみないとわかりません。
あっという間に打ち砕かれそうになった「塾選び」
さっそくネットで通える範囲の中学受験塾を調べ、聞き込み開始。
中学受験の勉強は小学校で教わるものと全く違うため、それ用のカリキュラムが組まれていて、スタートは通常小学3年生の2月から。受験が2月にあるので、新学年が2月にスタートするという独特な仕組みです。
そしてわたしが中学受験というキーワードを意識したのは、すでに小学4年生の秋。約1年遅れているので、そもそもここから合流できるのかが不安でした。
けれど中学受験経験者によると、小学3年生からじゃなくても間に合うという意見が多く、それでも少なくとも小学5年生には入塾していないと厳しいという話を聞いていたので気持ちも焦っていました。
まずは大手の塾にパンフをもらいがてら訪問。1クラス30人くらいで構成されていて、クラスは能力別。テストの成績順にクラスわけがされ、成績順に前から座席指定されるという仕組み。
なるほどと聞いてはみたものの、勝ち気な子には燃えるやり方だけど、マイペースなうちの子はずっと末席にいそうな予感もしました。
ですが案内してくれた方は、中学受験についてとても詳しく教えてくださって本当に助かりました。
中学受験は、学校によっては国語と算数の2科目、多くの学校では国算理社の4科目が受験科目ですが、そのなかでも「算数」が一番キモなんだとか。
国語は読解で点数が上げにくく、理社は暗記で差がつきにくい。そこで中学受験の特殊な計算が必要な「算数」で差がつくのだそう。
そして気になる勉強の進め方。すでにスタート時期が遅れているので、それまでの遅れはどうやってキャッチアップするのかという疑問には「おうちで少しずつ頑張っていただいて」という回答。
だいたいわたしが勉強の「べ」の字を口に出しただけで拒否反応を示す息子に、どうやってその難しい算数を追い付かせろというの?と、「?」がたくさん飛び交いました。
さらにこちらの塾ではテキストの復習も親が一緒になって伴走するのが前提なようで、それこそ息子は大反発するのが確定。無理じゃん。
しかもわたしは超文系人間で小学校高学年からすでに数字を見るのさえ嫌いだったので、どうやって乗り越えてきたのかわかりませんが、算数と聞くだけでクラクラ。どうしろっていうのよ。
ていうか塾って、わからないことを教えてくれる場所じゃないの?キャッチアップはこっちって、じゃあ塾は何をしてくれるんだ?と疑問どころか怒りまで湧いてくる始末。
キラキラした私立中学への憧れは、あっという間に現実に打ち砕かれそうになりました。