プレゼントには「現金」が好まれる文化
韓国では、毎年5月8日が「父母(親)の日(オボイナル)」です。日本のように母の日と父の日が別ではなく、一緒になっています。
韓国は年上を敬う儒教の国のため、「父母(親)の日(オボイナル)」は韓国人にはとても特別な日。地下鉄駅前では「父母(親)の日(オボイナル)」になると、プレゼント用の花束を売る露店がずらっと並びます。
ただ、プレゼントとして花束より人気なのは、やはり「現金」です。
韓国ではこの「父母(親)の日」だけでなく、会うたびに親へ現金をプレゼントするのが一般的。私の夫も、実家に帰る度に自分の両親へ現金を渡しています。
渡し方も人それぞれですが、封筒にはいれず現金をそのまま渡す人も結構多いです。
義務付けられている「兵役」
韓国はまだ北朝鮮と休戦中のため、韓国国籍をもつ韓国人男性には兵役が義務付けられています。
18歳以上の男子が対象で、30歳になるまでに軍隊へ行かなければなりません。兵役期間は年々短くなっていて、現在は18カ月。ちなみに40代である私の夫は26カ月で、夫の父親の時代はなんと3年間だったそうです。
事情があり入隊延期手続きをすれば入隊時期を延期することができますが、一般的には通知がきたら入隊しなければなりません。
夫いわく、できるだけ早く入隊した方がいいとのこと。なぜなら軍隊内では上下関係に年齢は関係なく、先に入隊した方が先輩となるからです。
遅く入隊すると、先輩たちはみんな年下。その年下の先輩たちに服従しなければいけません。夫はそれを避けるためにも、20歳のときに自ら志願し、入隊したそうです。
韓国人の男性にとって軍隊で過ごすした思い出はとても強烈らしく、軍隊の話を始めると止まりません。私は興味をもって聞くことが多いですが、軍隊の思い出話は韓国人女性には嫌がられるそうですよ。
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