家裁に申し立てをして戸籍を変更!
父の前妻は、岡山に住んでいました。なので岡山の家庭裁判所まで出向き、親子ではない確認をお互いに口頭でするということに。
戸籍でわかってはいましたが、前妻と父の間にはなんと3人も子どもがおり、前妻が高齢のため、当日は娘が付きそうとのこと。ひとりっ子だったわたしの目の前に、突如異母兄弟が登場です。
なんだか不思議な感情のまま岡山の待ち合わせ場所に行くと、見たことのないおばさん(前妻)と、なんだか父の面影しかない異母姉がいました。
もうとっくに亡くなった父なのに、そっくりさんが現れると何とも言えない不思議な気持ちになりました。
そのまま異母姉の車で家庭裁判所へ。わたしと前妻は戸籍上「実の親子」なのですが、それを否定するというのがきょうのメインなので、別室に入れられ、お互い「この方とは親子ではありませんね」という確認を取られます。
遺産などのしがらみがあるとここで揉めるそうですが、いまのところ争うこともなく、あちらも私が実子として登録されていることは私が連絡するまで知らなかったようなので、早く縁を切りたいでしょうし、家庭裁判所での審査はあっさり終わりました。
ここで揉めるとDNA鑑定までもつれ込むらしいですが、お互いの意思が確認できたためあっさり承認がおり、わたしの戸籍には追記で「親子関係不存在」の文字が書かれました。
上書きされるわけではないので、父のやらかしは未来永劫残ってしまうわけで「ちゃんとしとけよ」と思ってしまいます。
そんなこんなで、ただパスポートを取りたかっただけなのに、なぜか「衝撃の事実」を知ることになってしまいました。「事実は小説よりも奇なり」といいますが、わたしの人生にはときどきそんなことが本当に起こります。
まぁ、それをネタにしていまこうやってみなさんに読んでもらおうと原稿に書いているので、もしかしたら父からの「ネタ提供」なのかもしれないと思うきょうこのごろです。
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