返納したくてもできない人が多い現状をどう考える?
高齢者ドライバーの運転免許返納は、移動手段を奪い、生活へ影響を及ぼす可能性もあるためとても難しい問題。
特に公共交通機関の便が悪い地域で生活をしている高齢者は、運転免許返納をためらう人が多いのが現状です。
最近では公共交通機関の運転手不足も問題となっていて、事態はますます深刻になりつつあります。
ご両親が遠方で生活している場合でも、食料や日用品の購入はネット通販などを利用すれば、家族が代理で購入して定期的に援助することは可能かもしれません。
しかし、運転免許を返納することによって社会的な繋がりが途絶えてしまうという問題は家族だけで解決しきれません。
家族だけで解決しきれない問題は、地域のコミュニティを使って解決していくしかないと思います。
地域全体で高齢者の生活を見守っていくような世の中にしていかないと、今後起こりうるさまざまな問題を解決することは難しいのではないでしょうか。
悲惨な交通事故を防ぐためにも、まずは「今後の運転について」「免許を返納した後の生活」について家族で話し合うことをおすすめします。
そして、運転免許を返納した後も生活に困ることのないように地域で見守っていく必要があるのではないでしょうか。
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