こんにちは。韓国在住6年目、日本語教師でライターのHAZUKIです。在韓ならではの生きた韓国情報をお届けします。
昨年から、韓国人夫の日本出張が増えました。最近は東京や大阪にも仕事があり、新大久保や鶴橋のようなコリアンタウンに行くきっかけがあったようです。
そこで日本の韓国料理を食べて、「10年前とはだいぶ違った」と話していました。
筆者が日本語を教えている韓国人の生徒たちも、日本で韓国料理を食べる機会があったそうで、その感想を話してくれたので、今回は「韓国人が日本旅行で韓国料理を食べて感じたこと」についてお話しします。
10年前に比べて、クオリティが格段に上がった!
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夫によると、10年前は「韓国風料理」といった印象だったものが、いまでは「本物の韓国料理」に近づいているそうです。
たとえば、以前はキムチが甘かったり、日本風のダシが入っていたりして、これはこれでおいしかったのですが、今回食べた料理は本当に韓国の味付けで、まるで韓国にいるような感覚だったそうです。
ただ、値段はしっかり現地化されていて、高めに感じたようです。
「おかず」が有料?でも韓国の「お代わり文化」も?
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韓国では、おかずは「サービス」が基本。たとえば、サムギョプサルを注文すると、チゲやキムチ、のり、ゲランチム(韓国風茶碗蒸し)などがサービスでついてきます。
しかし、日本ではおかずが単品で提供されることが多く、韓国人としては少し損をした気分になることも…。
また、韓国ではお代わり自由が一般的ですが、日本では追加料金がかかることが多くて驚いたとのこと。
ただし、コリアンタウンで韓国人が経営する店では、おかずやお代わりがサービスだったこともあり、少しホッとしたようです。
夫は、日本式の「自分が食べたいものだけを注文するおかずシステム」も、一理あると感じたそうです。
日本人が韓国料理の食べ方を知っていた!
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今回、夫が驚いたのは、日本人が韓国料理の食べ方をよく知っていたことと話していました。
たとえば、ソメ(焼酎とビールを混ぜて飲むスタイル)や、ご飯とおかずをしっかり混ぜて食べる方法、そして「コンベ!」といった乾杯の掛け声まで、日本人グループが真似しているのを見て嬉しくなったそうです。
韓国人としても嬉しい!
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日本の韓国料理が進化していることを実感した、夫や生徒たちのお話でした。
韓国人としては、日本で本格的な韓国料理を楽しめるのは嬉しいことですが、韓国の「サービス文化」や「お代わり自由」が恋しくなる瞬間もあったようです。
それでも、日本人が韓国料理を楽しんでくれている姿を見ると、韓国人としても嬉しい気持ちになったと話してくれました。
ちなみに生徒のひとりは、日本で韓国料理を食べているときに隣のテーブルにいた日本人グループの一人と意気投合し、連絡先を交換。いま、いい感じで進展しているんだとか。
韓国料理がきっかけで、こんな素敵な出会いが生まれるなんて、やっぱり食文化ってすごいですね。
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