いまの時代、アメリカ・ロサンゼルス(以下、LA)に居ながらにして、日本のテレビやメディアの情報をリアルタイムで知ることができるようになりました。
日本ではメディアがよく「アメリカで大流行」などの謳い文句を使っていますが、嘘が多いのも事実。私のメルマガ『FROM LA TO JAPAN』では、LAから見た日本への個人的意見も含め、本物の情報を発信しています。
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「万引き950ドル以下は軽犯罪」が廃止
ラスベガスではサイバートラックが燃やされるというテロ、ニューヨーク(ブロンクス)では銃による殺人、エマージンシーコール(日本でいうところの119)がサイバーアタック、飛行機事故、ダウンタウンではシューティング(銃による犯罪)…など、報道が絶えません。
なぜ人間穏やかに過ごせないのか、謎である。
最近のニュースのせいか、「人が多いところに事件あり!」と、とくにロスに住んでいれば警戒心が強まります。
なぜ競うのでしょうか?「諦めるが楽」をモットーにしている私には、理解ができません。
カリフォルニアでは、「万引き950ドル以下は軽犯罪」とされていたあのバカバカしい法律も住民投票で廃止されました。
店舗での略奪が頻繁に起きたことで、倒産に追い込まれたビジネスも多かったです。
そもそも、伝言ゲームと同じで、「軽犯罪になる」という事実が曲げられ、「万引き950ドル以下は無罪」と勘違いした人がいたということが原因。
日常品を買いに行くストアーでも、化粧品、薬、シャンプーなど、わりと嵩張らないものがすべて鍵付きのガラスケース内に納められ、ほしい物を明確に決めてからでなければ、店員を呼べませんでした。
「どれにしようかな~」と手にとって商品の説明を見る時間などなく、鍵を開けてもらうために呼びつける店員も「早く選べ!」という態度で鍵の束を鳴らす。
こうなると、買い物もAmazonが楽。好きなものを買えるし、返品も楽。
万引きが横行して、下手すりゃ銃で撃たれる、客もおちおちゆっくり買い物できないうえに、鍵付きの日常品を買う…いや、選ぶ権利までなくなった気になってしまいます。
管理や重罪がなければ、人間は正しい行動ができないのでしょうか?
一部の迷惑な人たちのせいで、普通に暮らす人間が窮屈な思いをしなければならない時代になってきたこのごろ、年があけてもいいニュースはありません。
昨年アメリカで被害に遭った2つの事件
実は去年の年末、うちの前の道路を挟んだ壁には一面の落書き、2日間立て続けに落書きは広がっていて、うちのフェンスにも被害が及びました。うちの裏手にある一軒家の塀にも…。
調べてみると、巷のギャングが競力を拡大していると言います。ここでも「競う」という得体の知らない人間の愚かさ。1番でも2番でもビリでもいいじゃん…という考えの私には、理解不可能。
寒空の下、私はひとりで落書きを消しました。「余計な仕事増やしやがって!」とブツブツ言いながら。
しかし、撃った、撃たれた、落書きされたという事件より恐ろしいのは、ネット犯罪。これまた私は、去年の年末に被害に遭いました。
どうやら、私が違法でゲームや映画をダウンロードしたらしいのです。某大手企業からの警告メールが届いて知りました。
そもそもダウンロードというやり方すら知らない女なので、異議を申し立て。
原因は、家で使っているプライベートなWi-Fiのパスワードが盗まれたことでした。
物が盗まれるなら気づきはするものの、目に見えないところで、目に見えないものが盗まれるといういまならではの窃盗。
Wi-Fiのパスワードを変えるのも、めんどくさいし、そもそも3時間トライしてもやり方がわからない。
説明書は字が小さすぎて読めず。拡大鏡で見ても単語がデカくなるだけで「文章」として理解できないお年ごろ。
結局「買い換えた方が早い!」と、Amazonでポチりました。
商品はすぐに届いたものの、今度はその新しいモデム・ルーターコンボの周波数が現役でつかっているセキュリティーカメラと合わず…。カメラも買い換えるという羽目に。落書き阻止のために、台数も増やして購入しました。
私が原因ではない出費、落書き消すための薬品の購入、慣れないことをひとりでやった、しかもやれなかったという私の貴重な時間は戻らず。去年の年末は要らぬことで大忙しでした。
ちなみに、Wi-Fiのパスワードは25桁の強烈な羅列にしてやりました。このような、昔には考える必要のなかった「用心」が今年もまた増えるんだろうなと思います。
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