「人生100年時代」といわれるほど、ますます伸びてきている日本人の平均寿命。その数字は、2017年時点で男性81歳、女性87歳と過去最高を更新しました。日本人の平均寿命が長くなっていることを受け、老後の過ごし方について考える人も多くなっています。
そんななか晩婚化の進展や再婚数の増加の影響もあり、婚姻数が年々上昇しているのが「婚活する40歳以上の独身男女」。
40歳以上のミドル、シニア層の現在を探るべく、株式会社リンクバルと株式会社エクシオジャパンが、全国の40歳以上の独身男女312名を対象に『結婚観調査』を実施しました。早速、その結果をご紹介します。
40代、50代は「恋愛相手」、60代は「結婚せずとも人生を共に歩める相手」と出会いたい
「あなたが出会いたい相手はどんな人ですか?」という質問では、「結婚相手」に並び「結婚せずとも人生を共に歩める相手」、「恋愛相手」が上位を占める結果となりました。
単なる独身ではなく離婚経験を持つなど、酸いも甘いも経験してきた40代の男女にとって、必ずしも「結婚」が目的ではないということがよくわかるこの結果。
独身で過ごしてきた期間が長い人にとって経済的に頼る必要性がない場合、自立した大人同士のパートナーとして、楽しく過ごせる相手ということも重要視されているのだと考えられます。
年代別にみると、40代は「結婚相手」、50代は「恋愛相手」、60代は「結婚せずとも人生を共に歩める相手」と、年代別に最も出会いたい相手が違うことがわかりました。年齢が上がるにつれ「結婚」にとらわれないパートナー探しをする傾向があることがわかります。
「あなたが相手に求める条件をお答えください」という質問では、「人生観の一致」「思いやり」が半数以上を占めました。次いで「健康」「趣味や好みの一致」が約30%を占め、ルックスや収入ではなく、相手の内面や自分との相性を重視していることがわかります。
年齢が若いうちは、ルックスや収入などの要素に惹かれがちな恋愛や結婚。長く人生を過ごしていくうちに変わっていく価値観などにより、自分が「楽しい」と思えるパートナーを探す傾向がみられます。
「健康」を重視している人が3人に1人いることに関しては、老後を一緒に楽しく過ごすためには欠かせない条件として考える方が多いのかもしれません。