恋のはじまりは、トキメキでいっぱい
パートナー、恋人、好きな友人…
自分が大切に思う人や好きな人には、相手にも同じように「自分のことを好きでいてほしい」と思うのが人の心理です。
特に、恋がはじまりそうなとき。
自分の相手に対する気持ちが高まれば高まるほど「相手は自分のことをどう感じているんだろう」「好きって思ってくれてるかな」なんて、ものすごく気になってきますよね。
明日いっしょに過ごす時間があるとなると、心が胸から飛び出しそうになったりして。
「嫌われたらどうしよう」という不安もありますが、どちらかというと、「相手も私のことを好きになっていったらどうしよう」というトキメキやワクワクのきもちの方が強いです。
そのときの心は、「相手が私のことを気にしているかも」という素振りや、「相手も私のことをたぶん好きだろう」という言葉や行動に、自然に目がいっています。それが、恋なのです。
不安でいっぱいになるとき
それに何か問題があるわけでもなく、トキメキを楽しめばいいということなのですが、問題になるのは、その逆のとき。
そう、夫婦や恋人、友達関係でも、その人との間に距離ができたり、関係に問題が起きたときです。
恋のはじまりと同じように、一日中「相手の気持ちはどうなんだろう」と不安でいっぱいになりますよね。
このときにはすでに、相手が自分を嫌っている言動や、自分に対しての想いがもうないという証拠ばかりを無意識に探そうとしています。
「相手からどう思われているか」に心がとらわれているという意味では恋をしている状態と同じであるのに、これではしんどいばかり。
相手の心のポジティブな方に目がいくのか、相手の心のネガティブな方にばかり目がいくのかの違いで、トキメキを感じるのか、不安でいっぱいになるのかが、違ってくるわけです。