毎分、毎秒変化する気持ち
気になって仕方のない相手の気持ちですが、本当のところはどうなのでしょう?
相手の気持ちを知るためには、まず自分の心を観察し、参考にしてください。
あなたは普段、パートナーに対して、友達に対して、同僚に対して、どんな風に感じていますか?
心を円グラフのように考えたら、その円グラフは「いつも好き」という色か、「嫌い」の色か、どちらかの一色で埋まっていますか?
おそらく一色ではないですよね。好きが80%で、嫌いと感じているのも20%あるかも?だったり…また他の色もあるかもしれない。
しかも、その円グラフは常にその中身の割合が変動しますよね。朝、昼、晩で違うでしょう。いや、さっきと今とでもまったく違っているかもしれません。毎分、毎秒変化しているのです。
これと同じように、すごく気になってる相手の気持ちも、常に変動しているし、一色ではないのです。
あなたを「大切だ」と感じる気持ちと、「うっとおしいなあ」と感じる気持ちが混在していても不思議ではないのですね。
相手の気持ちをどちらかに思いたいのは、自分自身がそれを知って安心したいのです。
好きと知って安心したい。または嫌いと知って、安心したいのかもしれません。
でも、相手の心の中にはどちらの気持ちもあるのです。
もちろん、この話をしたからといって、「気になるものが気にならなくなりました」とはならないでしょう。
ただ、自分が気にしているものは確固たるものではなく、「いつもいつも変動しているものなのだ」ということを理解していると、自分を取り戻すきっかけになりますよ。