みなさま、こんにちは。
いつの間にか半袖&サンダルで過ごす日が多くなりました。ローマはすっかり初夏の陽気です。
今週の天気予報を見たら、最高気温が27度という日もあり。あまりにも長いあいだ籠って生活をしていたせいか、春を通り越して初夏という不思議な感覚です。
この時期になると、普段は夏の日本への一時帰国の見通しが見えてくるはずなのですが、今年ばかりはなかなかそうもいかないところが悲しくもあります。6月末に出発予定だった友人たちには、便がキャンセルになったという悲しい知らせが手元に届いているそうで…。
先が見えない生活の影はこんなところにも現れています。焦らずにゆっくりと、そんな生活をしていくしかないのかもしれません。
Notizia -イタリアからの旬-
この時期のイタリアの旬の野菜といえば、やはりアスパラガスです。
わが家の敷地内には驚くほどの野生アスパラガスが生息しているんです。ただし闇雲に歩いていれば見つけられるのかというとそうでもなく、いわゆる「勘」が必要です。
先日、義理姉と一緒に敷地内でアスパラバス探しをしていました。私が素通りしたあとから、義理姉が見つけるアスパラガスの数の多さに驚いたものです。それもそのはず、野生のアスパラガスは一見雑草のようにも見えてなかなかわかりにくいんですね。
こんなところに生えてくるのよ!というコツを義理姉が教えてくれました。
アスパラガスは、毎年決まったところにしか生えてこないといいます。もう長いことここの敷地内で暮らしている義理姉には、その場所が手に取るように頭のなかに入っているのでしょう。
「本当は教えたくないのだけど…」そういいながら案内してくれた場所は、なんと私の車を駐車してあるところでした。そしてそこには、驚くほどのアスパラガスが生息していました。
そういえばそこはポルチーニ含め、キノコ類もよく生えてくるのです。いつもは車をとめてさっさと立ち去っていた場所が、アスパラガスの宝庫だったなんて…!
ときに数メートルにもなるとっても長い野生のアスパラガスですが、実際に食べられるかたさを持つのは先の数十センチのみ。
包丁を入れながら柔らかさを確かめていきます。そしてシンプルなアーリオ・オーリオに入れながら、パスタソースにしていきます。アスパラの半量はフードプロセッサーにかけてクリーミーソースに!こうすることでパスタとの絡みのよいおいしいソースに仕上がります。