男なんだから、こうあるべき。女なんだから、こうしないと。まだまだ、こういった価値観がはびこっています。「男性らしくいなければ」「女性らしくありたい」と、自分の本当の気持ちに蓋をして無理をしているというかたも少なくないのでしょうか。
きょうは、そんな価値観から解放して、本当の自分で「ほどほど」にがんばる生き方についてお話をします。きっと、いまよりずっと生きやすくなると思いますよ。
「女子力」って?
今回は女性にフォーカスをあてて、お話していきますね。「女子力」という言葉をよく耳にしませんか?
一般的には、人に気を遣えることだったり、こまごまをお世話を焼くことだったり、料理やお裁縫が得意とか、キレイな恰好ができること、お化粧とかコスメに詳しいことなどが「女子力」とされていますよね。
でもわたしにとっての「女子力」は少し違っていて、「ほどほどに生きる力」だと思います(男性もそうで、「男子力」なんてものよりも「ほどほどに生きる力」が必要だと思っています)。
「ほどほど」というのは、いい意味での「適当」であり、いい意味での「いい加減」。バランスがとれていること。これは実際、わたしを含めて、多くのかたは「やってない」ことだったりします。
ほどほどでいいわけがない。きちんと、ちゃんとやらなきゃ。もっと一生懸命やらなきゃ。「頑張らなきゃ!」としているので、この「ほどほど」とはすさまじく縁遠いところにいます。
前述の、人に気を遣えることだったり、こまごまをお世話を焼くことだったり、料理やお裁縫が得意とか、キレイな恰好ができること、お化粧とかコスメに詳しい…などが、「自分が好きだからそうしている」なら全然問題ないです。
でもこれを「こうしなければきっとダメだろう」とか「頑張らないと評価されない」などとなってしまっていたら、たとえやっていることは「世間的に女性らしいとされる」ことであったとしても、もはやあなたのエネルギーではありません。これは、男性も然りです。