こんにちは。HSPアドバイザーのRyotaです。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、生まれつき感受性が強く、人一倍繊細で、よくも悪くもまわりの影響を受けやすい気質・性質を持つ人のことを指します。
今回は、そんなHSPさんが恋をすると抱きがちな「自分を受け入れてもらいたい気持ち」について解説しましょう。
甘えてばかりじゃダメなわけ
「自分を受け入れてもらいたい」という気持ちは、多くの恋愛中の人たちが持つ気持ちです。「付き合っているんだし、相手に甘えたいなぁ…」という気持ちに、心あたりはありませんか?
この「甘え」は、誰もが持つ感情で、悪いものではありません。でも、大切なのはバランスです。
HSPさんからいただくご相談はこんな感じ。
- どこまで甘えていいの?
- 自己開示はどのレベルまで?
- HSPであることを伝えていいの?
人間関係はコストと報酬のバランスでできています。もちろん恋愛関係や夫婦関係でも一緒。
自分のことを「聞いて聞いて!受け入れて!」だと重くなっちゃいますよね。仲のいい相手でも疲れちゃうでしょう。
心に余裕のないときに、人はピリピリします。ケンカになり、言われたくない言葉を言われて心に傷…。それが原因で別れるケースは多いです。
基本的に、甘えてもいいし、自己開示をしても構いません。ただ、そうすることで相手にとって負担になる可能性があることを知りましょう。
ふたりが「いい関係」でいるために
その負担に対してどうするのか…。今度は、逆に聞いてあげる、受け入れてあげればいいのです。
- 疲れてそうなら、ハグしてあげる
- 自分の時間がほしそうなら、干渉を減らす
ポイントは、相手の「してほしい」ことが、あなたの「してほしくない」ことである可能性もある点。
あなたが自分を受け入れてほしいと思っているとき、もっと会いたいと思うし、甘えたいとかスキンシップを取りたいという気持ちが強いでしょう。
でも相手が疲れていて、「ひとりの時間がほしい」といって来たら…ガッカリしませんか?このときにほかの選択肢を取っちゃうと、相手の甘えを満たせない結果になります。
方法としては相手の気持ちを認めつつ、自分の甘えも満たせる選択肢はないのかな?と考えることです。例にした、ひとりの時間がほしい場合は難しいかもしれませんが…。
相手の仕事が忙しく疲れている場合は、次のような方法が考えられます。
- マッサージをしてあげる
- 家事を手伝ってあげる
- 仕事の愚痴を聞いてあげる
このときに気分転換のデート!となれば、負担になるかもしれません。仕事で疲れたときに何をしてほしいか、何をやりたくないかを想像すれば大丈夫です。
マッサージは疲れの取れるスキンシップ。しかもお手軽です。マッサージの技術を身につければ喜ばれるかもしれません。
ときに我慢が相手のためになります。でも、我慢するとつらくなっちゃいます。そのときに別の依存先、やりたいことがあると気がまぎれるんですね。
依存先を増やすことも、恋愛を楽しく続けていくために考えておきましょう。
これまでの記事も読んでみてくださいね!
- 気づけば彼のことばかり。恋愛依存しやすいHSPが執着を手放すコツ
- 繊細で心優しいHSPが「しんどくない人間関係」をつくる方法
- 「寂しいから、恋したい」はもうおしまい。HSPが「しんどい恋」から抜け出す方法
2021年5月に、HSPさんの仕事や恋愛、結婚、日常生活のお悩みに答え、心がラクになるメソッドを収録した『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』(KADOKAWA)を出版しました。
繊細で傷つきやすく、疲れやすいな…と感じているかたは、ぜひチェックしてみてくださいね!
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