こんにちは。HSPアドバイザーのRyotaです。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、生まれつき感受性が強く、人一倍繊細で、よくも悪くもまわりの影響を受けやすい気質・性質を持つ人のことを指します。
きょうは、そんなHSPさんが陥りがちな「恋のお悩み」についてお話しましょう。
「寂しいから恋がしたい」を離れてみよう
HSPさんからよく聞く恋愛相談として、「寂しい。孤独は嫌。だから恋をしたい」があります。
人は寂しさに耐えられません。寂しさって食欲に匹敵するほど強い気持ちです。ひとりが怖いから恋をしたい…と思うのは自然なことでしょう。
ただ、このパターンだと恋に期待をしすぎてしまうんです。
恋愛は依存先のひとつです。
でも、寂しいからといってどっぷり恋愛に依存すると、相手は「重い」と感じます。また、最初から異性に好意を持ちすぎてしまったりもします。
- 付き合えないかな?と期待する
- 試しにデートに誘う
- 断られる
- 全否定されたように感じ、裏切られたと思う
実際は違います。「いま、断られた」だけかもしれません。もう少し交流して、軽く誘えばOKされたかもしれません。それに、恋愛という関係は断られても、趣味仲間、異性友達etc…、ほかの関係は持てるかもしれません。
「寂しいから恋をしたい」だと、相手を見ていないんですよね。「寂しさがなければその人と恋をしないの?」ということになってしまいます。
恋愛から遠ざかるくらいが、ちょうどいい
恋愛だけに集中することをやめましょう。そうすることで、結果的によい恋愛につながります。
趣味のコミュニティなど、ほかの関係性から仲を深める、行きつけのお店など、別の依存先を作るなどし、「その人ともっと一緒に居たい」と思ってから恋愛を考えるといいですよ。
アーロン博士の書籍でも、「HSPの男性で恋に奥手な方はラブシャイネスであろう」というお話が掲載されていました。ラブシャイネスというのは、女性と会話ができないほどなのに、強い興味は持っているという状態です。これも期待しすぎの部分が出ていますよね。
寂しさの根本には「コミュニケーションがわからない」「人と話すことに強い緊張を覚える」があるかもしれません。この場合は恋愛をするよりも、根本の部分の解決方法を知ることが結果的に恋愛への近道にもなります。
私も重い失恋をしていたとき…異性に期待ばかりしていたことがあります。結果は全部失敗、良好な関係が築けませんでした。
「まぁ、しばらく恋愛から遠ざかるか」そう思って好き勝手していたら、良好な恋愛になっていったんですよね。
先に同性の仲間を作る。これもおすすめですよ。
これまでの記事も読んでみてくださいね!
2021年5月に、HSPさんの仕事や恋愛、結婚、日常生活のお悩みに答え、心がラクになるメソッドを収録した『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』(KADOKAWA)を出版しました。
繊細で傷つきやすく、疲れやすいな…と感じているかたは、ぜひチェックしてみてくださいね!
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