こんにちは。韓国在住歴3年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国のいまを切り取り、生の情報をお届けしています。
日本では、映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2021年9月25日(土)にテレビ初放送されるようですね。
実は筆者が「by them」で初めて書いた記事は「在韓日本人がみた、韓国人の『鬼滅の刃』への反応」といったもので、韓国でも『鬼滅の刃』が大ブームになっていること、特に20代から30代の若者に人気があることをご紹介しました。
今回は、あれから約半年経ったいま、韓国での『鬼滅の刃』ブームがどうなったのかをお伝えします。また、『鬼滅の刃』以外で韓国人に人気のある日本のアニメについてもご紹介しますね!
韓国の『鬼滅の刃』人気はどうなった?
マニアはずっとマニア!
以前の記事で、日本好きな韓国人はほぼ全員といっていいほど『鬼滅の刃』を観ていること、Netflix(ネットフリックス)で観てハマった韓国人が多いことをお伝えしました。
特にハマった『鬼滅の刃』ファンは、いまでもずっと『鬼滅の刃』が大好きで、関心が薄れてはいないようです。最近では、半年前に比べて多くの『鬼滅の刃』グッズも店に並ぶようになりました。
書店に行けば『鬼滅の刃』コーナーがまだあります。筆者も最近行った書店の『鬼滅の刃』コーナーには、成人をはじめ、小学生くらいの子どもたちが絶えず集まってきていました。その場からときどき日本語の単語が聞こえてきたので、日本語教師の筆者はうれしく思いました。
2021年4月には、漫画『鬼滅の刃』最終巻(23巻)が韓国でも発売され、韓国の大手書店の総合ベストセラーランキングで1位になりました。総合ニュースによると、20代と10代の女性の購入者が特に多かったようです。
日本アニメ再注目の起爆剤に
少し前まで、韓国では日本アニメ離れが起きていました。韓国の子どもたちが日本のアニメをあまり見なくなっていたのです。
筆者の印象では、ここ最近の日本アニメは、日本の30代くらいのジャンプ世代が好むような作品が多く、韓国で暮らす日本文化をよく知らない子どもたちには理解しにくかったのも原因のひとつではないかと思います。
しかし、Netflixで『鬼滅の刃』にハマった子どもたちが、別の日本のアニメも観るようになりました。
筆者のまわりの韓国人の子どもたちは『僕のヒーローアカデミア』『約束のネバーランド』『進撃の巨人』などが好きなようです。ほかにもジブリ作品や『ナルト』、『ドラゴンボール』など日本の名作などを観ている子どもも多いです。
今年の『鬼滅の刃』ブームをきっかけに、日本のアニメが韓国で再注目されたのを感じます。