ラブラブな状態で結婚したのに、気づけば会話がなくなっていた。最近ケンカが増えてきた…など、もしかすると離婚寸前!?そんな夫婦の危機に直面し、どうすればいいのかと悩んではいませんか?
夫婦の危機をうまく乗り越えられたら、いまよりもっと夫婦の絆が深まるかもしれません。また乗り越え方を日ごろから意識しておくと、さまざまなトラブルを未然に回避できるようになります。
それでは円満に戻るための「夫婦の危機の乗り越え方」、チェックしてみましょう!
なぜ危機的状況になっているのか原因を分析
まずは夫婦の危機が起きてしまった原因を探りましょう。どんな問題がきっかけだったのかを冷静に分析します。
そのためには客観的に理由を探すことが大切です。自分の感情が入ってしまうと、どうしても事実とは少し違った理由になってしまいます。自分よりも相手の方が悪いような問題に自然と変えてしまうのです。
なので、感情が入りそうなときは「事実だけ」を抜き取ってみましょう。
たとえば夫が300万円もの高額な買い物をしたことで夫婦関係が危機的状況になっている場合、事実は「夫が300万円の買い物を妻に相談せずに行った」がきっかけですよね。
ここに妻の感情が入ると「夫が私に黙って300万円使ったことに怒りを覚えた」になります。さらに夫側としては「相談したつもりなのに怒られたのがムカつく」や「コッソリほしいものを買ったら妻が怒ったので気まずい」など、行動や感情によって問題の内容が変わってしまいます。
今回の例だと、事実は「夫が300万円の買い物をした」こと。
そして危機的状況の原因は、妻が「夫が私に黙って300万円も使った」と考えて夫に怒ったが、夫は「相談したつもりなのに怒られた」と考えて苛立ったため、言い争いになったこと。
事実だけを抜き取ったうえで、なぜ怒りや悔しさを感じたのかを羅列してみると、それぞれにどのような経緯があるのか見えてきて、話し合いもスムーズに進みやすいはずです。
勘違いや意思疎通のすれ違いによって危機的な状況になっているのなら、話し合いで解決するはず。理由を並べたうえでも解決が見込めない場合は第三者を交えるなどの方法も使えます。
感情的に答えを出そうとせず、まずは冷静に事実とそれに紐づく感情、経緯を確認することが大切です。
感情的になりそうなときは長時間の話し合いを避ける
夫婦が危機的な状況に陥っているとき、問題を解決するために話し合いの場を設けることがあるでしょう。お互いが冷静になっている状態で話し合いをするのが理想ですが、最初は冷静だったとしても、話し合いが始まってから感情が高ぶってしまう場合もありますよね。
感情的になりそうだなと感じたら、話し合いはそこでストップ。長時間話し合わないようにしましょう。最初から「10分だけ話をしよう」と時間を決めておくのも手です。
怒りでヒートアップした状態で話し合いをしてしまうと相手の意見がすべて憎たらしく聞こえてしまいますし、冷静な話し合いではなく言い合いになってしまいます。
そのうち関係のない過去のことまで持ち出して、相手をけなすなんてことも…。関係がいまよりもっとこじれる可能性が否定できません。
相手に「話し合いしよう」と言われて感情的になりそうなときは、「冷静に話ができないから、一晩待ってほしい」と断るのも大切です。
「私も話がしたいけど、もう少し気持ちを落ち着かせたい」と言えばきっと理解してくれるでしょう。パートナーと向き合おうと努力している、という想いも相手に伝わりますよね。
相手のよいところを見つけて評価する癖をつける
夫婦の危機に直面しているとき、相手の悪いところばかり目についてしまうと関係はどんどん悪化していきます。
こういうときこそ相手のよいところを積極的に見つけ、評価を重ねていきましょう。ネガティブな点を積み重ねるとどんどん不満が溜まっていきますが、ポジティブなところを増やしていけば不満も次第に減っていきます。
また夫婦の危機が過ぎ去った後でも、相手のよいところを見つけるくせを忘れないようにするのも大切です。相手に対する愛がどんどん深まっていきますよ。夫婦の危機を乗り越え、さらに強い絆で結ばれるようになるかもしれませんね。
そもそも最初から相手の嫌な点ばかりに注目していた…という人は、これを機に考え方を変えてみるのがおすすめ。
まずは嫌なところを1つ見つけるたびに、よいところも1つ見つけてみましょう。相手をいつもよりじっくり観察できるようになることで、素敵なポイントが新たに見つかる可能性がありますよ。危機知らずな夫婦関係を作る秘訣です!