こんにちは。垣屋美智子です。現在私はスタートアップ企業の財務・経営支援をするほか、「誰でも今すぐできる」をテーマにマネー、ライフ、キャリアについて執筆、講演活動を行っています。
きょうは、「仕事ができる人」「お金持ちになれる人」「成功する人」の共通点についてお話します。
共通点は「自己決定力」!
大まかに言って経済的に成功している人の共通項だと思うのですが、最近思うのが、そういう人たちの共通点は自己決定力があるかどうかだと思っています。
自己決定力とは何かというと、自分のことを自分で決める力ですね。
何かを決める、アクションを起こすというのには、もちろんリスクも伴います。でも、それを判断し、できるだけ成功しそうな決定を下しているのが、デキる人や成功している人にはあると感じています。
その結果、経済的に成功した人たちというのは、人生において、やらされている感ではなく、自らやっている感があるのです。
実際、私は投資ファンドを運営している職業柄、経済的に成功した人たちに普通よりも多く会っていると思うのですが、そういう方たちの多くが、自分の人生を生きている感満載なのは、自己決定を多くしているからだと思います。
そして、さらに自己決定をすればするほど成功体験も失敗体験も増え、学ぶことができるので、また自己決定力が増すというポジティブ連鎖が起きているのでしょう。
自己決定力の低い人の特徴
「経営者であれば自分で決定する権利があるけど、自分みたいな会社員はそんなに自由に生きられないんだよ」という風に考える人もいるかもしれません。これは、まさに自己決定力がない人の典型です。
仕事においても、お金の使い方においても、付き合う人においても、判断せず流されている人というのは、やらされている感だったり、仕方ない感が出ています。
「きょうは飲み会に行かなきゃいけないから」「この仕事やらなきゃいけないから」みたいな感じですね。
でも、「○○しないといけない」という思考は、「自分がやる必要があり、だからやると決める」という思考プロセスを放棄しているだけです。
たとえば、契約を取るという仕事について、「上司から契約を取れって言われているからやらないといけない」という考えから、「契約をとることで評価され、昇級に繋がるから、必ず自分が契約を取りたい」という思考プロセスになれば、自己決定した感覚になり、やらされている感は軽減されるわけです。
日常のなかでも多くの場面で考え方を変えて、自分がやる意義を明確にし、「やる」と自ら決定することで、デキる人に近づくことは可能なのです。
そういう意味では、転職をする、結婚する、家を買う、など人生においての大きな決定だけを自己決定と言うのではなく、小さな自己決定も沢山することで、自らの行動を動機づけし、さらに成功体験も重ねることは大事だと思っています。