こんにちは。よりよいコミュニケーションについてセミナー・講師をしている山本衣奈子です。『山本衣奈子メールマガジン【笑顔のタネ】』では、「毎日をもっと元気にもっと楽しくもっと笑顔に」をテーマに、ほっと心やすらげるような情報をお届けしています。
きょうは、大人数で集まるときのコミュニケーションのコツについてお話しします。
大人数が苦手で集まりに行きたくない…
人にはさまざまなタイプがいて、大勢でワイワイするのが好きな人もいれば、できれば一人でいたいという人もいます。
実は私も、大人数の場はどちらかというと苦手な方です。周りが抱くイメージはそうは見えないようなのですが、事実そうなのだから仕方ありません。
でもだからといって、苦手だからと避けてしまうのはもったいないと思っています。
人が集まるところに行けば、人の数だけ言葉や情報があるものです。
そこで何気なく聞いた言葉のなかに、ものすごく大きなヒントがあったり、そこでの何気ない出会いが、後々とても重要な意味を生み出すことも少なくありません。
どうしても気が乗らないのに、無理して行く必要は全くありません。無理矢理行っても、楽しめないばかりか疲れるだけですからね。
自分なりのラインを決めて、無理のない範囲で行くようにするのがおすすめです。ラインを引くのは、人数や会場までの距離などで「ここまでなら行く。これ以上は行かない」と線引きをしておくと、仮に断ることになっても大きな心理的負担を抱えなくて済んだりします。
そして、行くと決めたとしても、無理して人づきあいをしようとしないことが大切です。あくまでも自然にいる方が、あなたらしさを失わずにいられます。
そのためには、その会合で「そこにいる人のうち2人と話す」くらいを目標にしてみるのがいいですね。
話題に困ったら、過去のことを聞いてみるのがおすすめ。未来のことを聞かれても「なんとも言えない」という人もいますが、過去のことはもう過ぎた事実なので、未来のことより話しやすいのです。仕事の話題なら、
- いつ始めたのか
- どうしてその仕事を選んだのか
- その仕事をしていて一番嬉しかったことは何だったか
- これまでにどんな成果をつくってきたのか
家族の話題なら、
- 休みの日はどんなことをしていたか
- これまでに行った旅行先はどんなところか
- 小学校のころはどんな子どもだったか(その人自身でも、その人の子どもでもOK)
こんなイメージです。「過去のことを中心に少し未来のことを織り交ぜながら話す」とイメージしておくと、案外会話に困ることがなくなりますよ。
人づきあいは、あくまでも自分が一番楽しく過ごせることが大切です。できる範囲で、新しい世界も見るようにしていきたいですね!