みなさん、こんにちは。夫婦、家族のカウンセリングサイト「Foo-cen」代表・吉原です。
僕たちの心が誰かとの関係で傷つく理由のひとつとして、「相手がこちらのほしいものを与えてくれない」というものがあります。
夫婦の関係であれば、
- 優しい言葉がない
- 気遣いがない
- 一緒に過ごす時間がない
- 夜の営み
- 自分を尊重してくれる気持ち
- 思いやり
など。求める気持ちは自然だし、また相手とのよい関係を維持するためにはとても大切なことだと思います。
だけど、相手に求める気持ちが「10」あるのに、相手からもらえていると感じるものが「2」しかないとすると、常に「8」のストレスや不満を感じてしまいます。また、「8」の我慢になってしまう。
もちろん相手がこちらの気持ちに気づいてくれて、与えてくれたなら気持ちは満たされていくのでしょうが、なかなかそうもうまくいきません。
そんなとき、相手との関係を見直すため、また自分の気持ちも満たされるために、2つのことに目を向けてみてほしいのです。
「本当にほしいもの」は?
1つ目は、先ほどお話ししたように、僕たちは相手に、言葉、気持ち、スキンシップ、一緒の時間…さまざまなものを求めます。
だけど、「本当にほしいものって何だろう」と、一度考えてみてほしいのです。
もっと具体的に、日々の家事を手伝ってほしいとか、二人のイベントや贈り物を大切にしてほしいと思っているかもしれません。
ほかにも色々出てくるかもしれませんが、そのすべては、相手から「大切に想われている・愛されていると感じたい」ということではないのでしょうか?
夫婦の営み、ふたりの時間、気持ち、言葉、プレゼント…それは「愛」を感じるために求めているのです。
「愛されたい」考えてみると、それは至って自然な気持ちです。でも、恥ずかしさやさまざま感情からそれを認めらなくなっているときはある。
まず「愛されたい」と思うこと、愛されたいと感じている自分を許してあげること。
そして愛を感じられるものは、実は人それぞれで少しずつ違っていることに目を向けてみてください。
夫婦の営みで感じられるのか?プレゼントで感じるのか?優しい言葉で感じられるのか?
それは、一緒に暮らしているパートナーでも違います。
相手はプレゼントより自分を尊重する言葉や態度で愛されていると感じられるかもしれないし、一緒に過ごす時間よりも家事やほかのことを助けてくれることで自分が大切にされ愛されていると感じられるかもしれません。
そして多くの場合が、自分の求めているものが相手も求めるものだと感じて一生懸命与えようとします。
そして、それなのに相手は全然与えてくれないと感じてしまっているときがあるのです。