「生かされている」という感覚に触れるとき人は安心と感謝を感じられる。
共に生きる皆さんへ。こんにちは、野澤卓央です。
今日は、友人が話してくれた印象的な体験をシェアしたいと思います。
彼は、南米アマゾンのジャングルの中を1週間かけて250km走るマラソンに参加しました。
そこは、野生のジャガーが棲み、川にはワニがいて、うっかり触れれば壊死してしまうような毒の植物も生い茂る世界。
そんな極限の環境の中で過ごすうちに、彼の中にある感覚が芽生えてきたといいます。
日常では気づけなかった「生かされている」ということ

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「僕たちは、生きようと思って生きられているわけじゃない。生かされているんだ」
そう実感すると、これまでの人生にも同じ感覚が広がっていったそうです。
何かを「自分で」決めてきたようで、1から100まで「自分で」選び、歩んできたようで、実は、1すら「自分で」していなかった。気づかぬうちにずっと「生かされていた」。
そう腑に落ちたとき、不思議と安心と感謝が湧いてくるのかもしれません。
そして、「自分は“全体”に生かされている。このいのちもまた、全体の一部なんだ」。そんな感覚が、自分の根っこに広がっていく。
僕たちは日常の中では、「頑張らなきゃ」「なんとかしなきゃ」と、自分の力でどうにかしようとしてしまいがちですが、ふと立ち止まってみると、今日もこうして呼吸ができています。
心臓は自然と動き続けているし、地球は回っていて、太陽は昇ってきます。僕たちは今も“生かされている”。
そんな感覚に触れるとき、一人でいる、頑張るなど、そういった感覚は和らぎ、不安や焦りからではない、もっと深いところからくる「信頼」に心が満たされていくのだと思います。
今日も、自分のこのいのちに、この世界に支えられ、生かされていることにつながっていたいな。
今日も生きとし生けるものが平和で幸せでありますように。
【今日のコツ】
「生かされている」という感覚に触れるとき人は安心と感謝を感じられる。
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