加齢トラブルを予防する「粘膜ケア」の方法は?
では「粘膜ケア」は、一体どのようにすればよいのでしょう?
その答えを、粘膜サプリメント「シンプリス センシュアル ネンマク ケア」の開発者である山本未奈子さんと、前出の婦人科形成専門のなおえビューティークリニック院長・喜田直江さんとの対談から探っていきましょう。
まずは、デリケートゾーンを正しく洗おう
山本さん:先日、喜田先生にお話をうかがったとき、「セクシャルヘルスの悩みやコンプレックスを改善した人は人生が変わる」というお話しが、とても印象的でした。
喜田先生:「女性器の悩みについて解決したい」と思い、8年前に婦人科形成のクリニックを開院しましたが、想像していた以上に女性器について悩んでいる人が多いことがわかりました。
山本さん:女性器については触っちゃいけない、話しちゃいけない、隠さなくちゃいけない、という風潮がまだまだありますよね。一般的な女性器の悩みとは、どのようなものなのでしょう?
喜田さん:出産後に膣がゆるみ、椅子に座るだけで音が出るといったものや、閉経後に膣が乾燥して性交渉が痛くてできなくなくなったといったもの…さまざまな悩みがありますが、一番多いのが「臭い」です。
でも、アンダーヘアを処理して、デリケートゾーンを正しく洗えば、ほとんど臭いは解消されるんですよ。
山本さん:アンダーヘアはどのように処理をすればよいのでしょうか?
喜田先生:下着やストッキングをつけていれば、アンダーヘアは本来必要ないものなのです。
むしろ尿や便、また女性の場合だと経血がついてしまい、そこから細菌が繁殖して臭いやトラブルの原因になるので、すべて脱毛するのがベストです。
「ツルツルだと恥ずかしいわ」という方はIライン、Oラインだけでも脱毛してあげるといいですよ。
山本さん:留学先のニューヨークでは、アンダーヘアのない女性が一般的でしたが、そのような理由があったのですね。デリケートゾーンの正しい洗い方を教えてください。
喜田先生:弱酸性で低刺激の成分だけでつくられているデリケートゾーン専用ソープで洗うのがおすすめです。
それを使って自分の女性器を洗ってみて、沁みないかどうか、痛さがないかどうかを試してみてください。痛ければ使わない方がよいでしょう。
少陰の間にあるひだは、垢がつきやすいので広げて洗ってください。ただし、ソープで洗うのは外側の皮膚のみで、膣の中には入れないように。
膣のなかは自浄作用が備わっているので洗浄しなくていいのです。