みなさんこんにちは。飼い主さんたちが「犬を理解する」ために必要なことをご紹介している、Masumiです。
あなたは、愛犬と信頼関係を築けていますか?きちんと躾はできているでしょうか?今回は、愛犬が従ってくれないとお悩みの方に、解決のヒントをご紹介します。
響かない、嘘の言葉
不思議なことに、お悩みを抱えている方のほとんどが、犬に「NO」をきちんと教えない”ポジティブトレーニング”をやってきた方々。
感情的になったり、「NO!」と叫びたくなるときは人間誰しもあると思います。しかしそれは否定的で良くないことだと認識し、意識的に犬に伝えようとしない方が多いのです。
ご相談いただく度、飼い主の方はもっと愛犬に素直なきもちをストレートに伝えても良いのに…と思うんです。
たとえば、「NO」。「NO」を伝える時、なんといっていますか?はっきりと「ダメ!」と叱っていますか?やわらかく、たとえば、「いけないよ」と伝えていないでしょうか。
友人との会話で、「いけない!」という言葉は、あまり使わないと思います。「ダメ!」の方が一般的ですよね。口語ではなく、違和感がある時点で気持ちが入っていない”嘘の言葉”になってしまいます。
読書をしていても、「こういう言葉遣いはしないなぁ」と感じる不自然な言葉、ありますよね。そのセリフがあなたに響かないのと同じように、愛犬にも響かないのです。
犬にとっても理解しやすい、音
そもそも犬は、「音」を感じる生きもの。言葉の意味より、聞き分けることができる「シンプルな音」であるべきなんです。
音として考えた場合、「いけない!」より「ダメ!」の方が短く、アクセントがあるため、こちらの方が犬にとっては理解しやすくなりますよ。
「NO」を発する、正しいタイミング
愛犬に対して「NO」を発するタイミングは、いつですか?人や犬に吠えた、拾い食いして口に何か入れた…ほとんどの方が、「事が起きたとき」と答えるのではないでしょうか。でも実は、間違っているんです。
正しいのは、その前の部分。まさに、「吠えかかろうとしたとき」や「拾い食いできるようなものを探し始めたとき」なんですよ。つまり、事が起きてからの「NO」だと遅いわけです。
たまに、タイミングを逃すまいと”NO探し”の散歩をしてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。しかしそれは、散歩ではなく、散歩という名の「トレーニング」。
散歩という名の「勉強」になっているんです。犬にしてみれば、それは面白くもないことですよね。