幸せを手に入れるには
編集K:アンさんは「妥協で始まった」なんて謙遜していましたが、それでも自分が思う幸せの形を手に入れたわけじゃないですか。でも、全員が全員そううまくいくわけではないと思うんですよ。何か、幸せを掴むコツみたいなのはあるんですか?
アン:私の場合、元カレと付き合った時間が3年間と長かった。だから、周りからは”元カレと付き合っている私”のイメージがぬぐいきれなかったのね。
編集K:でも、出会いはバンドのコミュニティしかない?
アン:そう。だから、まずは”円満に別れましたよアピール”から始めたかな。どちらかに問題があったわけでもないだけで、だいぶ印象が変わるからね。ついでに、結婚が見えなかったからという理由も話して結婚願望もさりげなくチラつかせた(笑)。
編集K:策士だ…!
アン:いまの彼とは、元カレと付き合っていたころから仲が良かったんだけど、さらに距離が近くなって。前まではグループ数人で遊んでたのが、気づいたらふたりで会うようになってたよ。そこからはもう成り行きかな。結婚願望があることは知った上での交際だったから、先もちゃんと見えて「これでいいんだ」って安心した。
編集K:なるほど。同じコミュニティでも諦める必要はないんですね。
アン:そう。イメージさえ払拭できて、元カレと新しい彼が親しすぎない程度だったら気にすることはないと思う。周りの目も関係ないです。だって、気にしていたって幸せになれるわけではないから。幸せの可能性を自ら狭めてしまうのはもったいないでしょ?
幸せの形は人それぞれ。でも、自分を幸せにしてあげられるのは、自分しかいません。
「結婚しないといけない」とか「本当に好きな人と結婚すべき」だとか…そんな周りの意見より、「これが私の幸せなんだ」と自分を信じてあげるのが、いちばんの幸せへの近道なのではないでしょうか。
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