だから、腹を決めた
編集H:実際に付き合ってから、女性関係で苦労したこととか、気持ち的に苦しかったことってあったりしないの?
ユミ:それが、まったくないんだよね。周りにたくさん女の子がいることもわかってるんだけど、別に何とも思わないし。
編集H:「彼は裏切らない」っていう自信があるからかな?
ユミ:「大切な人は裏切らない」っていうショウの根本を信じてるっていうのはあるよね。いまや子どもたちもいるし、裏切れないじゃない?
編集H:プロポーズされたときに、「ショウと生きていく“覚悟”を決めた」って言ったっていうのは、「ショウを信じるって決めた」ってことなのかな?
ユミ:うーん、それよりも「何があってもこの人と生きていこう」「のたれ死のうが、何をしようが、どこで暮らそうが、彼についていこう」って“決意した”って感じかな。ショウの夢ややりたいことにとことん付き合おう、応援しようって。
編集H:そこまでの覚悟を決めて結婚したんだね。
ユミ:うん、最近も「海外に移住する」って言い出して…。突拍子もないことを思いつくし、考えるまえに行動に移しちゃうから困るといえば困るんだけど、私や子どもたちのためにショウの世界を狭めてほしくないって思うんだ。
だから、帰ってこなかろうが、女の子がいる場所に行っていようが、彼のやりたいことに口出しはしないし、好き放題やらせてる。古いかもしれないけど、私は家庭を守る、だからあなたは自由に好きなことをやってって、私はそんな考えなんだよね。
編集H:子どもが3人もいて、好き放題やっていいよって…。ユミは器が広すぎるよ。
浮気男に効く?最強のコトバ
ユミ:このまえも「(尊敬する経営者に)ハワイに連れて行ってもらう」っていうから、何のために行くの?って聞いたら、「盛り上げ役だ」って(笑)。男女ふたりずつの旅で、4〜5日も家を空けられて、私は仕事しながらワンオペ育児。ほかの家庭だったらありえないかもしれないけど、私は全然構わない。
編集H:浮気されたらって、不安になったりもしないんだね。
ユミ:うん、考えても始まらないしね。あ、でもひとつだけ言ってることがあるよ。
たまに「もう浮気しちゃおうかな〜」なんて言ってくるから、「いいよ、しておいで。でも『あなたがやったことは、私もやっていいんだよね』」って(笑)。
編集H:浮気しないで!って抑止するよりも、断然効果がありそうだね(笑)。
いま、このインタビューを読んでくれている女性のなかには、「浮気癖のある彼だけど別れたくない」って方もいるかもしれないんだけど、最後に、そんな女性に向けてアドバイスをもらえるかな?
ユミ:相手を丸ごと受け入れて、気持ちの面で彼にとっての一番になるしかないんじゃないかな?
あとは、相手の何が魅力で一緒にいたいのかを考えてみるといいのかも。それは彼が浮気をしようと、しまいと変わらないものだったりもするし。自分は変えられるけど、人は変えられないから、「自分はどうしたいのか」って視点で考えるのが大事だよね!
自分が大事にしている人のことは裏切らないし、とことん信じて尽くすタイプー。
ショウが「陰と陽」と表現したように、一見正反対のように見えるふたり。
でも共通する根っこがあるからこそ、「凸」と「凹」がカチッとはまっているのかもしれません。
パートナーの過去の浮気を知ってしまったら不安になってしまう人もいるでしょう。これから浮気をされたらイヤだなと思う人もいるでしょう。
でも、人の気持ちや行動を操作することはできません。
「自分はどうしたいのか」を基準にして、ユミのようにしなやかに自分の生き方を選択をしていくことが、パートナーがどうであれ、幸せに生きていくコツなのかもしれませんね。
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