4.「代行運転」での移動
日本の主要な交通手段は、電車やタクシー。LAは車社会のため、ドアtoドアで歩く環境がまったくありません。
そのため、代行運転を頼む方が多いのです。飲酒後の運転は、殺人罪と同じくらい重い罪に問われることもありますからね。
もちろん、タクシーを呼ぶ人もいますが、主流となっているのはUBERやLYFT。
駐車場が少ない日本、特に都心部こそ、代行運転がもっと浸透すれば良いのにと思います。何より、タクシーより断然安い。空港までタクシーを使うより、UBERやLYFTがで空港に乗り付ける方が、早いし安いのです。
高齢者の運転による事故が多く報道される日本。かといって、高齢者が運転免許を取り上げられてしまえば、病院に行くことも、重いものを買いに出かけることもできなくなる。地方に行けば行くほど、車が必要となるでしょう。
私にも、膝の手術をしてうまく歩けなくなった知人がいます。知人が車社会のLAでいま快適に過ごせているのは、これらのUBERやLYFTが代行運転が発達しているからだと思います。
飲食店を「衛生面」でランクづけ
なぜ日本の飲食店には、保健所のインスペクション(検査)のランク付けが店に貼られていないのでしょうか。アメリカの飲食店には、必ず見えるところに保健所からの証書が張られています。
インスペクションはランクづけされたもので、A、B、Cというランクに分けられており、たとえば、Aランクのお店は、衛生上完璧というお墨付き。 B、Cとランクが下がるほど、その店の環境や衛生面などの評価が低いということになります。
ロスも暑い地域ですが、ブュッフェ、バイキングスタイルで食事もでき、お惣菜だって買うことができます。しかし、食中毒なんて聞いたことがありません。
いまでこそLAに多く存在している「回転ずし」がまだなかったころ、保健所の認可が下りるまで大変だったという話はよく聞きました。