11.プライバシーに関してピリピリしている
風土や歴史的な側面もありますが、アメリカでは裸の付きあいがないのは当たり前。もちろん、銭湯もありません。
ジャグジーがあったとしても、水着は絶対に着用。最近では、このジャグジーですら衛生上の問題で敬遠されつつあります。
ジムなどにはシャワーやサウナがありますが、アジア系女性が全裸で堂々と出てきたときには驚きのあまり腰を抜かしそうになったことも。
周囲にいた人たちもドン引きして目をそらしてしまっているなか、人前で身体をゴシゴシ拭くその姿を見て、同じアジア人として仕方ないと思う反面、恥ずかしくも思ってしまいました。
また、子どもといっしょにお風呂に入る習慣がある日本ですが、アメリカでは下手すれば「性的虐待」と訴えられることもあります。もっといえば、アメリカでは子どもといっしょに寝る親はあまりいません。
子どもが独立できるよう、幼いときから子ども部屋も用意。我が子に対してもそうであるように、プライバシーに関してはアメリカは日本よりかなりピリピリしています。
12.入院患者はほとんど個室
アメリカの病院では、ほとんどが個室を用意され、複数人で部屋をシェアする光景はあまり見られません。
その分、医療費は高額。病気になって診察受けるまではなんとかなりますが、手術や入院となるとさらに大変です。
どれほど違うかというと、アメリカで脳梗塞を起こして緊急手術と入院をした知人は、家を売り払って日本に帰国したほどです。医療保険は世界水準で見ても遅れていることがわかりますよね…。
日本と、アメリカ。両国の真ん中に立っているからこそ、国内外の見える景色があります。見えるからこそ、情報を得ることもできます。
私はアメリカに住んでいる日本人のため、「えっアメリカってそうなの?」と驚くことも、「日本はこうなんだ!」と驚くこともあります。どちらが良い、悪いと決めつけるのでなく、その違いが「これから」を考えるきっかけになればと思うのです。
「日本人なんだから日本のことだけで十分」なのかもしれません。しかしこれからの変化についていくためにも、時代に伴って変化していく考え方や常識を知っておくことも、必要ではないでしょうか。
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- 本文修正のうえ、文末に※本文に誤りがあり、一部修正しました(2020/01/16)