相続と育児問題
さて、並行的に大切なことなのですが「よくも悪くも人間関係は鏡が基本」。これについて、強く覚悟しましょう。簡単にいえば、親を見捨てるのであれば、親からも見捨てられるのが基本ということです。
その親の資力はいかがなものでしょうか?そもそも昔の親や上司が敬われたのは、下からすれば、素直に「得になるから」です。だから、少々の理不尽にも耐えるべきでした。
一方、いまは「老後資金2000万円問題」があります。親を見捨てるなら、相続も期待できないので、夫婦の自力だけで備えなければなりません。この点についての強い覚悟が必要です。
またこの問題は想像以上に難題であり、多くの場合、相続ナシでは達成できないほどです。相続ナシで達成するなら、綿密な人生設計のもと、何十年も夫婦で努力を重ねる必要があります。
それほどの努力をするか、それとも親を頼るか…親に資力がないなら検討するまでもないですが、資力があるなら、かなり悩ましい選択でしょう。相続以外だと「育児」においても頼れるか否かは、相応に悩ましい。もっとも毒親なら、育児に関わってほしくないかもですが…。
少なくとも、これが世間体などを排除した場合の「純粋な損得勘定」での考え方になります。
どちらが正解かは誰にもわかりません。十分に彼氏と話し合い、2人が納得のうえで決め、結婚して幸せをつかみ取っていきましょう。
プライドか、利益か
毒親との関係をどうすべきなのか。最近の親世代の嫌われっぷりは相当なものですね…。これも時代の変化の1種かもしれません。ひとまず「イヤなら付き合わない」が基本。相手が誰であろうと関係ありません。文字通り「毒」にしかならないなら見切りましょう。
その一方、人間関係は鏡、損得勘定は大切です。いまは老後2000万円が大きく立ちはだかっています。プライドを取るか、利益を取るか…親の資力を元に、十分に考えて決断するのも一つの手です。
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