こんにちは。アダルトチルドレン(AC)専門セラピストの安宮正敏です。これまでは、「アダルトチルドレンを克服するための質問」や「HSPとアダルトチルドレンの見分け方」などについてお話してきました。
きょうは、「パートナーがアダルトチルドレンだったときの対処法」をお伝えします。
パートナー本人に伝える?伝えない?
パートナーとの関係が親密になり、相手との距離が近くなる分、より相手を深く理解できるようになりますよね。その反面、お互いこれまで表に出していなかった部分も見えてくると思います。
そこであなたが、「パートナーがアダルトチルドレン」だと気づいたとします。あなたはそのことを本人に伝えたほうがいいのか、伝えないほうがいいのか悩むかもしれません。
伝えてあげてもいい場合と、伝えないほうがいい場合を私なりの考えをお伝えするので、参考にしていただければと思います。
まず伝えてあげてもいいと思うのは、パートナーが自分の生き辛さに悩んでいて、改善策を求めている場合です。このような場合は、アダルトチルドレンというひとつの情報を知ることで、改善するための方向性を探すことができるため、役に立つと思います。
伝えないほうがいい場合は、相手が特に悩んでもいなくて、改善策も求めていない場合です。このような場合は、相手にアダルトチルドレンのことを伝えると、かえって逆効果になったりします。「自分に問題があるから変われ」と言われているように捉えられる可能性があるということです。
では、そのような場合はどうすればよいでしょうか?もしあなた自身がアダルトチルドレンだとしたら、まずはご自身がアダルトチルドレンを克服していく必要があります。
なぜなら、お互いアダルトチルドレン同士だとあなた自身が辛くなり、幸せな関係を築いていくことはかなり大変になるからです。
あなたがアダルトチルドレンの克服に向けて進むことで、相手を受け入れるスペースが生まれてきます。相手の安全基地にとしての役割も果たせるようになるということです。あなたが変化することで、相手も必ず変化していきます。
「好きな恋人のためなら、何としてもアダルトチルドレンを克服したい」という思いから、パワーも湧いてきますよね。相手を思う気持ちが、あなたをより大きく変化させてくれるのです。
きょうのお話が、少しでも参考になれば嬉しく思います。
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