上下関係の世界で生き、パーツを重視する
なぜこうなってしまうのかというと、男性の場合、仕事も趣味も人間関係も「自分がどれだけアイツよりできるオトコか?」「相手と比べて自分の方が優れているかどうか?」「その空間・組織のなかで、自分の位置はどのくらいのランクなのか?」という視点で活動しているから。
なので、相手が自分より「劣っている」と判断するとマウンティングするし、「相手の方が実力も能力も知識も上だ!」と思うと遠慮したりへりくだったりします。多くの男性が「上下関係の世界」で生きているからです。
そして男性は、「顔が好み」「声が好き」など、基本的に女性のパーツから好きになります。好きになるポイントが部分あるいは部分の集合という、とてもかたよっている状態から、「性格や人柄がいい」「いっしょにいて楽しい」「話しや価値観が近い、または似ている」というところに気持ちが及ぶのです。
揺れる思い、「女性」の場合
女性も「男性のパーツを好きになる」という場合もあるかもしれません。しかしたいていは、たくましさや頼もしさ、やさしさ、経済力、知識、能力、社会的な地位、職業など「自分を守ってくれるかどうか」や「性格的なこと・人間性」などが判断の材料になることが多いです。
そしてもし、浮気や不倫など夫による裏切り、パワハラやモラハラ、ギャンブル、投資に損失したなどお金の失敗などがある場合は、多くの女性が自分を責めたり「自分の何が足りなかったのかな?」と反省をしたりと、意識が自分に向く場合が多いです。
それは、男性が「感情」よりも「理性」で物事を考えたり、理性で考えるときもロジックが先行したりするのに対して、女性は「感情」や「思い」を優先するからですね。
男性は「女性は感情の起伏が大きくてイヤだ」と思うことが多いのですが、それだけ重要視するものが違うということです。