HSPならではの利点
「生きづらそう」「疲れそう」というイメージもあるHSPですが、実は、以下のような利点もあります。
相手の立場に立ったコミュニケーションができる
HSPには思慮深い人が多いため、人を傷つけるような発言や行動をすることが少ないといえます。また、相手がやってほしいことやいってほしいことをキャッチできるため、相手の立場に立ったコミュニケーションが得意といえます。
そのため人間関係でのトラブルを起こすことが少ないだけでなく、人から嫌われにくく円滑な関係性を築ける、聞き上手、信頼感や安心感を持たれやすいなどの傾向があります。
感動する回数が多い
感受性が豊かなHSPは、人よりも感動できる機会がたくさんあるといえます。ほかの人がなんとも思わないことにも気づき、自身の感情に響くことが多いのです。
何気ない風景や人との交流、パートナーや子どもとのやりとりなどにおいて、ささいなことにも感動できます。そのため、豊かな内面を持っている人が多いでしょう。
特定の分野で能力を発揮しやすい
HSPは、感性が鋭かったり人の気持ちを理解できたりするという特徴があることから、クリエイティブ系や福祉系の分野で能力を発揮することが多いといえます。これらの分野の仕事であれば、人よりも自分の気質を活かして活躍できる可能性が高いでしょう。
仕事でなくとも、趣味やライフワークなどにした場合でも、人も自分も喜ばせることができそうです。
リスク回避が得意
HSPは人よりも不安などを感じ取りやすいため、逆にいえばリスクを回避する能力に長けています。
「この人は(場所は)怪しいから避けよう」「嫌な予感がするからやめておこう」「このままだとよくない方向にいきそうだから軌道修正しよう」などと早い段階で気づくことができるため、大きなトラブルやアクシデントを避けやすく、身の安全を守りやすいといえます。
分析力や理解力が高い
ひとつの出来事を深く掘り下げて考え続けたり、ちょっとしたことからでも多くのことがわかったりする傾向があり、人より分析力や理解力が高いのもHSPならでは。
本質的なところに気づくことができたり「1を聞いて10を知る」ができたりと、仕事でもプライベートでも、上手に活かせば有用な能力を備えているといえます。