HSPに起こりがちなこと
やさしいからこそ、考え込んでしまう…。HSPの方には、以下のようなことが起こりがちです。
人間関係でストレスを感じやすい
HSPの人は「空気を読めすぎてしまう」ことが多く、気軽な人間関係を築くことが苦手な傾向があります。
たとえば職場では、ピリピリしている上司などがいるとそれだけで落ち着かない。自分に向けられた発言でなくても、誰かがいったことが気になる。仕事仲間の反応や表情などが気になり、いちいち疲れるなどがあります。
些細なことでも深く考え込んでしまう
「あの人はどうしてああいういい方をしたんだろう」「きっと自分のことをあまり気に入っていないんだろうな」など、人のちょっとした発言や行動などを気にして、深く考え込んでしまうことがあります。
仕事やママ友、友人関係などあらゆる人との人間関係の中で気にしてしまうことが多いため、よほど気心が知れた相手でない限り、気軽な関係性を築きにくいこともあります。
自分より人を優先させてしまうことがある
HSPの人は「譲りぐせ」があることが多く、自分の希望や要求を通そうとするよりも、その場の雰囲気を感じ取り、ほかの人の気持ちを優先させてしまうことがあります。
子どもで例えると、自分が公園の遊具で遊んでいても、ほかに遊びたそうにしている子がいたときに、自分が満足いくまで遊んでいないのに早々に譲ってしまうことがある、というイメージです。
人がたくさん集まる場が苦手
他人の思惑や感情などを感じ取りやすく、影響されやすいHSPは、見知らぬ人が大勢いる場所は苦痛を感じることが多いといえます。
ぎゅうぎゅうの満員電車、多くの人がいる前でのプレゼン、初対面の人が集まるパーティーや飲み会、大人数が働くオフィス、不特定多数の人が訪れる店での接客なども、不安を感じることが多いでしょう。
集団だと自分を出せない
HSPの場合、たとえば2〜3人程度の集まりの場合は問題なく話せていても、4人以上など人数が多くなってくると、自分を出しにくくなってしまう傾向があります。
ほかの人の思惑や気分ばかりを感じ取って処理しきれず疲れたり、自分が発言するよりも人の話を聞くことがメインになったりすることがあるのです。