HSEの外向性と世間一般の外向性、どう違う?
最後に、HSE(社交的だけど繊細で疲れやすい気質)の特徴である「外向性」についてお話しします。そもそも外向性って何かといえば、意識を外に向けている人のこと。
- 感情表現が豊か
- 人との関わりでエネルギーを回復する
- 外で何かを作りたいと思っている
- 居場所を作りやすい
これが仕事だと…
- 指示を出せる
- 相談できる
- お願いできる
- 数名での作業に向いている
などなど。外向的な人ほど仕事に有利!外向型はスーパーマン!みたいなイメージですね。このイメージもちょっと行き過ぎているなと思うのですが…。
日本の社会でいえば有利な部分が確かにあります。ともあれ、内向型が悪いというお話じゃありません。その特性をどう使うかってことです。
話がずれました…。世間では上記のような外向性のイメージ。でもHSEが持っている外向性は違います。
抽象的な表現でいえば、
- 柔らかい
- 女性的、母性
- 温厚
と表現できます。
内向型と外向型を足したような状況になっているんですね。これはHSPの特徴が外向性に加わっているためです。
- 共感力がある
- 物事を深く考える
- 五感に鋭い
- 些細な刺激に敏感
これを外に向けられます。人がどんな気持ちがわかります。大勢の飲み会で孤立した人がいれば、声をかけずにいられません。そのときに高圧的にならず共感力を使い寄り添う形で声をかけられます。
これも立派な外向性ですね。だからHSEさんのなかには「HSPなの?HSEなの?わからなくなっちゃった」という方が多いです。
ここはどちらと断定する必要はないと思います。HSE傾向のあるHSP。HSP傾向の強いHSE。そういうこともあるからです。大事なのはあなたの特徴を知ること。
- 繊細だけど人と関わるのも好きだなぁ
- 指示を出したりは苦手だけど、困った人を放置できない
- ひとりの時間が好きだけど、みんなと何かするのも好きだよ
こんなことがわかれば十分です。あとはHSPの特徴、気疲れなどに目を向ければ人との関わりもラクになります。
もしご自身の特性で悩んだら、共通している「HSP」について学ぶと混乱がなくなりますよ。1番役立つのって「繊細だからどうするの?」という部分ですからね。
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