作戦その1.カフェ常連化人脈構築法
おしゃれなカフェの常連になれば、きっと友達ができるはず。かつて大学時代に港区女子になりたかった私が編み出した「六本木のスタバのテラスでお茶を飲んでれば友達ができる論」を10年ぶりにフル活用する機会に恵まれました(笑)。
―あはは!なんですかそれ!?コーヒーは人をつないでくれるのですか?
アリサ:そうなんですよ!キモは人が集まるカフェで常連になる、そして店員さんに気に入られることです。
確実にそこには常連客がいて、顔を合わせる回数が多くなれば、何かしらのタイミングで友達になる可能性が生まれます。さらに店員さんと仲良くなっていれば、その店員さんを介して客と客が結ばれる論ですね。
実際に地元民からも愛されるサーファーが経営するコーヒーショップに通ってみたら、おいしいコーヒーがいただけるのはもちろんのこと、人脈の構築にも成功し、地元ならではの情報収集が叶う場所となりました。都心よりもスタッフや常連客含めてフレンドリーなので、その点は非常に助かりましたね。
カフェでの友達作りのティップスとしては、当たり前ですがまずは愛想よくしていることです。あとはカフェ独自のオリジナルグッズがあれば購入してみたり、とにかく「ワーケーションにきました!どうぞよろしくお願いします!」と顔を売れば、だいたいは仲良くしてくれると軽く考えています。
ダメだったらいいんです。そのカフェに一生行かなければ!という意識で行くと気がラクですよ。
お酒が好き!という方はこの理論を居酒屋常連化計画にしてもいいと思います。せっかく滞在するのですから、その地で人脈を作るのもワーケーションの醍醐味のひとつだと考えています。
―なるほど、その土地に住む人が集う場所を見つけ、時間をかけてコミュニティに入っていくという正統手段ですね。もうひとつはなんでしょうか?
作戦その2.出会い系アプリ活用法
アリサ:カフェ法則とは真逆の方法です。出会い系アプリで検索範囲を指定し、近くにいる同世代を探す作戦に出ました。少しチャラついているように見える方法ですが、手っ取り早く友達をつくる方法としてはおすすめです。
私の場合、完全なるただの「友達」を募集していたので、その旨をプロフィールに記載してマッチングを行ったところ、ちょうど私と同様にリモートワークをきっかけに近辺に引っ越して来た方を何名か見つけまして。
―みなさんもしかして考えることは一緒なのですか?素敵なアプリの使い方だと思います。
アリサ:そうなんですよ、しかもおふたりとも高学歴で超一流会社にご勤務されている方でした。最初の想像ではローカルの方とだけ出会えると思っていたので、同じ境遇で同じニーズを抱えている友達ができるとは思ってもみませんでした!
悩みや地域ならではの情報交換も同じ目線で共有できるのでうれしいですね。「近くに友達いなくてさみしいよね」とか「東京ライフ戻れるのかな」とお喋りしています。ちょうどワーケーションの波に乗ったからこそ、よい友人ができたのかもしれません。
ちなみにですが、みなさん東京にも拠点(実家だったり持ち家だったり)を保持されていますね。
―新たな地でも行動すれば人脈が増えていくのですね。これは今後ワーケーションや地方移住を考える方に向けて心強いエールになります。ちなみにいつまでワーケーションするのですか?そのまま移住しちゃいそうですね(笑)。
アリサ:あはは、移住、その勢いですよね。会社が規定するリモートワーク期間終了が未定なのでなんともいえませんが、あと3カ月くらいかな〜と思っています。冬になったら寒くなって寂しさが勝ってしまうかも知れませんし(笑)。はたまた気に入ってしまって住み着くかも知れません。
実は住んでいる物件には2年契約の解約違約金がないので、よしなに退去ができるのです。これはラッキーでしたね。なので、いまの状況は移住のお試し段階として、長期のワーケーションをしているという感覚です。自分にあったペースで移住または帰京が選択できる環境に満足しています。
実は今回のワーケーション中に、私と同年代の主婦、加奈さんと仲良くなったので、インタビューにお招きしました。ファミリーから見るワーケーションの利点もぜひシェアできればと思います!