子ども時代にラブレター
18歳~25歳のZ世代への調査では、Z世代でラブレターをもらったことがある人は38.2%であることがわかりました。ラブレターを書いたことがある人は19.1%、自分から書いたことがあるのは2割に満たない結果になっています。
小中学生のころにはスマホが普及していたZ世代は、いわばデジタルネイティブの年代です。そんなZ世代ですが、自由にスマホを使えなかった子どものころにラブレターの経験があるようですね。
デジタルネイティブ世代にもある、甘酸っぱい青春
ラブレターをもらったのは「中学生」が80.4%、ラブレターを書いたことがあるのも「中学生」が69.6%でした。5~10年前の中学生は、まだ全員がスマホを持っていなかったことも影響しているのかもしれません。
「中学のバレンタイン当日、家でソワソワしながら書いて友達に文章を確認してもらいました。クッキーを入れた袋と一緒に渡しました。何も言えませんでした。(東京都/20歳女性)」
「中一の七夕に下駄箱の靴の中に手紙が入っていて、友達にはバレないように帰り一人になった時に見ました。その時一番仲よかった女友達からでした。(広島県/20歳男性)」というコメントからは、“青春まっただ中”の甘酸っぱさを感じます。
付き合う、付き合わないじゃない。伝えたい…
Z世代で、ラブレターをもらった相手と交際することにした人は31.0%でした。ラブレターを渡した人が相手と交際できたのは33.3%で、総合するとZ世代のラブレター成功率は約3割です。
卒業式や転校など、別れ間際に渡したという人もいることから、交際の申し込みとしての告白ではなく、自分の思いを伝えるためのラブレターという側面もあるようです。
ラブレターとスマホ普及の関係
各世代のラブレター事情から、次のことがいえそうです。
- 世代が上がるほどラブレターの経験値は高い
- Z世代は中学生、アラサー世代は高校生、アラフォー世代は社会人でもラブレターを活用
- ラブレターの活用は、スマホの普及が影響している側面もある