2020年、私たちの生活様式や価値観をガラリと変えた新型コロナウイルス。会議や飲み会をインターネット上で行うようになるなど、対面からオンラインへとコミュニケーション手法は大きく変わりました。
その一方で、「人と会えなくて寂しい」と孤独感を抱えている人も。外出自粛、すなわちSTAY HOMEをしていると、「なかなか人と接する機会がなく人恋しい…」というシングルの人たちの声も耳にします。
「新型コロナの影響で、婚活・結婚への意識が高まっている」というトピックを目にすることもありますが、婚活中の女性が「相手に求める条件」に変化はあったのでしょうか?
株式会社Parasolがマッチングアプリ「ペアーズ」に登録する未婚男性300万人と人気男性会員(=いいねの数の上位500人)に2020年7月に実施した調査と、2019年6月に実施した「モテ男性」の調査を比較しながら紐解いていきましょう。
アフターコロナ時代の「モテ年齢」
マッチングアプリに登録する未婚男性300万人における、「会員全体」と「人気会員500人」との相関分析を見ると、「29歳」の男性が「11.6%」と1番人気があることがわかります。ビフォアコロナでよくいわれた“適齢期”と変わりませんね。
また、30歳・35歳・40歳という「ぴったり年齢」に到達すると人気は急激に落ちることが見て取れます。「ぴったり年齢」の1歳前となる29歳・34歳・39歳の「手前年齢」がアフターコロナ時代の「モテ年齢」といえそうです。
「手前年齢」がモテるわけ
なぜ手前の年齢に人気が集まるのでしょうか?ひとつ考えられるのは、女性は自分よりも年上を求める、かつ女性の母数は年齢が上がるにつれ減っていくという傾向があるからです。
マッチングアプリに登録している女性の多くが20代後半なので、20代、かつ、もっとも年上の29歳に人気が集中するのでしょう。30歳になると、「20代の男性がいい」と考える20代前半の女性からの希望が減少します。
31歳は20代後半と、同世代の30代前半からの人気が集まります。一方で34歳は、30代前半の中では1番年上です。30代前半の女性からの人気がもっとも集まりやすいのがこの年齢だと考えられます。同じように39歳は、30代の中盤・後半の女性から人気を集めやすいのでしょう。