元気がないときも、行動したほうがいい?
「がっくりしてしまって、元気がないんです。こんな状態でも、とにかく行動するほうがいいんでしょうか」。はい、これもよく耳にするお話ですね。お友達に相談すると、「そんなこといってないで、新しい人に出会ったら元気になるわよ」と励ましてくれる人もいると思います。
それで「行く気」になれるなら、私はそれでいいと思います。元気がないときに1番よくないのは、ひとりでいることです。ひとりでいたらマイナス思考が渦を巻いて、どんどん深みにはまっていきます。これ、たぶん誰もが一度は経験したことがあると思います。
なので、気心の知れたお友達といっしょにいること。だから、お誘いしてもらって行く気になれるなら、それでいいのです。
反対に、お誘いしてもらっても「どうしても行く気になれない。でも友達に申し訳ない」こんなときは、無理して行かないほうがいいです。苦痛になるような行動はするべきではないと、私は思っています。そんなことをすると、もっと元気のない自分になってしまう可能性が高いのです。
元気がないときに一番大事なことは、元気になることです。これは病気でも、恋の病でも同じです。「出会いの場に行く」のを普通の病気に例えるなら、「軽い運動をする」ような感じだと思います。
でもまだ回復していないのに軽い運動をしたら、もっと悪化してしまいますよね?無理して出会いの場に行くのは、そういうイメージなのです。
「じゃあ、どうしたらいいの?」というと、先程の例でしたら、お誘いしてくれた友達と食事に行って、いろいろお話するのがおすすめです。おいしいもの食べて、元気な友達と話をするのが一番の薬だと思います。
私自身、彼女と別れることになってしんどいときには、親友Iくんがよくいっしょにいてくれました。彼は上場企業の社長ですが、こういうときにはすぐに「今週だったら、火曜と木曜が20時からOK」という感じで時間を作ってくれます。
「持つべきものは親友だなぁ」と思うと同時に、「忙しくて会えないって話はありえないなぁ」と改めて感じてしまいます。ハッキリいって、彼より忙しい男性なんて滅多にお目にかかれないでしょう。それでも話をしたら、「今週の会える日」がすぐに出てくるのです。時間は作る気になるか、ならないか。本当にそれだけなのです。