「甘い卵焼き」なんてありえない/インドネシア出身
続いては、「卵焼き」の味付けについて。卵焼きといえば、日本でも甘い派としょっぱい派の派閥がありますが、外国人にとっても好みがあるそうです。
「甘い卵焼きが苦手ですね。インドネシアの卵焼きは、塩味か唐辛子を入れたものが普通なので、甘い卵焼きはご飯のおかずにはなりません。卵焼きはしょっぱい方が好きですね。でも、すき焼きや肉じゃがの甘さは大丈夫!」(インドネシア出身)
今回、お話を伺ったインドネシアのかたによると、甘い卵焼きが苦手の様子。卵焼きの味付けに関しては、世界規模で調査してみても面白そうですね。
ちなみにインドネシアには「テロールダダール」という、卵に唐辛子やニンニクを入れて作る卵焼きがあります。オムレツのような料理で、現地ではソウルフードとして親しまれているのだとか。
「おでん」が苦手…/スペイン出身
「おでんが苦手です。日本にきてしばらく経ったころ、妻が夕飯に作ってくれたのですが、甘めの出汁が口に合わなくてダメでした。
試しにはんぺんを食べてみましたが、グチャっとした食感であまり美味しくなかった。他の日本料理は好きですが、おでんだけは苦手です…。もしかしたら味付けとかも変えたら食べられるのかもしれない」(スペイン出身)
「干物」の臭いがダメ…/ニュージーランド出身
「どうしても干物が苦手でした。例えば、干物を使ったラーメンのスープに日本人は『魚介だしがきいていて美味しい』なんていうけど、自分には魚臭が強く感じてしまいます。いままで食べたことがないような匂いだったので…。
でも実際に食べてみると、濃厚なスープが美味しかったです。」(ニュージーランド出身)
食欲をそそる香りはもちろん人それぞれですが、私たちにも臭いがダメで食べられなくなってしまう食材ってありますよね。
例えば、エスニック料理に欠かせない「パクチー」や台湾料理を代表するスパイスの「八角」などもそのひとつ。食べてみると意外と美味しかったりしますが、口に持っていくまでに勇気が必要です。