野菜を食べられるようになった/ペルー出身
ここ最近は、日本食の作り方や味付けも注目されている様子。なかには日本食を食べたことで苦手が克服されたケースもあるみたいです。
「日本の食事は素材の味を生かすように薄味だし、野菜もたっぷりで健康的だよね。ペルーの食事は美味しいけど味付けは濃い目。
野菜も苦手であまり食べたくなかったんだけど、日本では食べることができたから調理方法と味付けがいいんだろうなと思ったよ」(ペルー出身)
素材を生かした味付けが健康的/ニュージーランド出身
「日本食は野菜をたくさん使って、肉は控えめなところが健康的でいいなと思います。目にも鮮やかで、美味しいだけでなくとても美しい。ですが、正直値段がとても高いので、特別なときにしか食べに行けません」(ニュージーランド出身)
「実は、和食作りに挑戦したい外国人って多い気がする。この前も味噌汁にハマった母国の友人から『どうやって昆布から美味しい出汁をとるんだ』と聞かれて驚いたよ。
アメリカ人はハマると突き詰めるタイプが多いから、和食レシピのサイトもたくさんあるんだ。和食は奥が深くて面白いよね」(アメリカ出身)
出汁をとるところからスタートするなんてすごいですね!いまは出汁パックなども充実しているので、簡単に和食を作ることができますが、とことん突き詰めるところに日本食への高い関心が現れているのではないでしょうか。
まるで芸術作品のよう/台湾出身
「日本食は美味しいだけでなく盛り付けも素敵!寿司職人は繊細な作業がプロって感じがしますよね。スペインでは料理人も大胆ですよ(笑)」(スペイン出身)
「日本の食文化は、ヘルシー!おいしい!繊細! って感じ!」(アメリカ出身)
「初めて日本の精進料理を食べに行ったとき、食べ方とかにも作法があってすごく繊細な文化だなと感じました。料理も手が込んでいて、芸術作品のようでした」(台湾出身)
和食は味付けや調理だけでなく、盛り付けのセンスも必須。さらに美味しく魅せるため、使用する器(うつわ)のチョイスや全体のコーディネートも重要になってきます。
できた料理をただ食べるだけでなく、食べるまでの工程も楽しむのが日本食の奥深さかもしれませんね。
今回は、複数の外国人に「日本食」に対するインタビューを実施しました。
食べ物に関しては熱い回答をいただきましたが、好き嫌いが表れるほど日本の食べ物を知ってくれているのはとても喜ばしいことです。
国が違えど、その国の文化を大切にする姿勢はとても素敵なこと。私たちも海外料理に触れる際は、新しい発見を見つけ、その国の文化も食事と一緒に楽しみたいですね。
- ※初出:2020/12/05・TRiP EDiTOR
- 参考:農林水産省「海外における日本食レストラン数の調査結果(令和元年)」
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