自信を持つ方法は?
「自信がない」と考えて何もしないでいるうちには、自信がつくということは起こりません。あなたが本当に自信をつけていきたいのであれば、これから経験する回数を増やしていくしかないのです。
「初めておこなう」ということを経験し、その次も頑張って経験し、「私にはできる」と思えるまで、とにかく何度も経験しようと考えてみてください。まずは、「できないことをやるのだから、うまくいかないかもしれない」ということを前提に、「できるまで何度もやってみようとするのかどうか」という問題になるのです。
回数を増やしていくうちに、「うまくできた」という経験の数が多くなると、「今後もうまくいくに違いない」というふうに自信がついてくるのがわかると思います。そしてその自信はいつしか「あたりまえ」になり、たとえば「たかが自転車に乗るのに自信など必要ない」とさえ思えるようになるはずです。
だから、むしろ失敗なりうまくいかない経験なりを早く済ませてしまって、「うまくいく経験」まで、さっさとたどり着いてしまおうとしたほうがいいということです。
とはいえ、自信がなくて動けなかったぐらいなのですから、その不安に対する対策はしっかりと考え、先に手を打っておきましょう。不安に対する対策とは、たとえば下記のように、準備を整えておく・保険をかけておくということです。
- 経験する方法を選ぶ(イージーモードにするなど)
- 失敗してもかまわないようにする(無料で提供するなど)
- うまくいかなかったときの代替案を練っておく(おわびを用意するなど)
また、失敗することを避けたい場合には、「ストックを作る」ということから始める方法があります。ストックというのは、たとえば貯金であったり、作品であったり、説明材料・資料であったり、アイディアであったりすると思います。
あなたの自信のなさをカバーできるようなストックを、あなたが思っている5倍から10倍程度用意しておくことができるなら、「自信はないけれどストックがある」という考えに切り替えることが可能になります。そうして自信がつくまでの間に、不安に踊らされない工夫をすることは大切ですが、わけのわからない自信をつけようとする必要はありません。
「自信がつく」ということは、あなたの行動量が膨大になったときに起こります。経験がない段階では、「余計なことを考えずにやってみるしかない」という結論に達することが大切です。たとえ怖くても、面倒臭くても、「あー自信がない!でもさっさと経験してしまおう!」というふうに開き直ってやってみないと、できるようにはならないからです。
どんなに年齢を重ねても、新しいことを始める時にはそのたびに初心に返り、理解を深めていくということが必要になります。だからこそ、初めて何かをおこなう時には早くこのことを思い出し、素早く行動するということが、これまでの経験を活かしてできることではないでしょうか。