他人の怒り~事前回避法~
怒られるのって、本当に嫌ですよね。特に私は、親がすぐに怒る人で、怒ると手に負えなかったのでビクビク。大人になってからも怒られると頭が真っ白になって、思考停止していました。自己肯定感が上がったいまは、怒られてもガンガンいい返しますけどね(笑)。
さて、他人の怒り。まず怒られないように事前回避する方法。事前に回避できたら、万々歳です。回避するコツがあるんですよ。先ほどは怒りの構造をお話しましたが、ここからは「怒りが発生する仕組み」をご説明します。
それはズバリ、人は自分が思っていたのと違う状況になると、怒りとして感情を発露するんです。たとえば、先ほどと同じ例で髪型を変えたのに彼氏が気づかなくて、彼女が激怒したパターン。今回は「他人の怒り」なので、彼氏さんの気持ちに寄り添って、読み進めてみてください。
この場面で彼女がもし、髪型を変えても、彼氏に「似合ってるね」「可愛い」とかいってもらいたいなと思わない人だったら、怒りはしません。彼氏は、髪型を変えたのに気づくだろう。彼氏は、髪型を褒めてくれるだろう。そんな予測があり、それが見事に外れたから怒っているんです。
彼氏の対応策としては、「髪型変えたとき、気づけないかもしれないからいってね」と事前に伝える。すると彼女のほうも、「悪気がなくて気づけないのか」と知って、前提が変わります。自分から髪型変えたっていうのも、いいやすいですしね。
あとは彼女側へのアドバイスとして、「だろう」運転をしない。彼氏は気づくだろう。彼氏は褒めてくれるだろう。では、怒りやすい状況を自ら作ってしまいます。
車と同じ、「かもしれない」運転をしましょ。彼氏は気づいてくれるかもしれない。彼氏は褒めてくれるかもしれない。期待値がグッと下がって、褒めてくれたらラッキーだし、「褒めてくれなくても仕方ないか」となれます。怒りやすい場面が見つかったら、こんな風に考えかたを少し変えてみてください。心が楽になれます。
他人の怒り~仕事編~
恋愛以外の場面でも、その人がどういう予測をしているか推察できれば、怒らせるのを回避できます。仕事なんかでも、そうですよね。
できるだけ上司や取引先の要望を取り入れたほうが、評価がいい。でも、そうすることで減るメリットや増えるリスクがある。それを、いいづらいけどもなるべく先にいっておく。「ご要望通りはできます。ただし、〇〇ができなくなります。納期が遅くなります。値段が上がります」など。
友達との待ち合わせで遅刻するときに、なるべく早めに連絡するというのも予測と現状をマッチさせるのに役立ちますね。