他人の怒り~怒らせてしまったら~
こうして、頑張って怒らせないよう心がけていても、他人は自分とは違う人間ですからね。怒ります。怒られても、自分を否定しないでくださいね。私は自動的に「私が悪いのかな」と考えてしまっていました。
先述したように、感情は自然発生的なものですから、コントロールできません。発生してしまったなら、仕方ない。対処するだけ。そのうえで、状況分析し、自分に非があるようだったら謝罪しましょう。
それと同時に相手がなぜ怒ったのか、分析します。怒りは二次感情なので、本当の感情は別にあります。それが何なのか、探ります。何が悲しかったのか、わかってほしかったのか。そこと、現状がなぜズレてしまったのか説明します。
それでも相手が納得しなかったら、多分その人は怒ることが目的なので、その怒りの処理は自分にはできないと線を引きましょう。「僕にはわからないよ」「恐れ入りますが、対応しかねます」「私にはできません」怒らせたんじゃないんです。怒りたい人なんです。
前述の髪型の話であれば、彼氏が謝罪したにも関わらず、1日中彼女がその事を引きずっているのであれば、それはもう彼氏さんのできることの範疇を超えています。「僕に協力できることがあれば何でもするつもりだけど、どうもできることはなさそうだから、きょうは帰ろう」という感じですね。
そんなことしたら嫌われる?不機嫌な時間を増やして、「この人といると嫌だな」って印象を残すより、余程いいと思います。あと、他人の感情にも責任を持ち続けていると、必ず相手は依存体質になります。
本来、自分で対処しなきゃいけない嫌な感情を引き受けてくれるなんて、そんな人手放せないですよ。だって、楽チンですもん。そうした共依存に陥らないためにも、線引きは大事です。できないと口にしても、あなたの価値は1ミリも下がらないですからね。
他人が怒ったら…
- 自己否定しない。仕方ないというところからスタート
- 自分に非があるようだったら謝罪
- なぜ怒ったのか=悲しかったのか、わかってほしかったのか、相手を分析
- 現状がなぜズレたのか説明
- それでも怒りが収まらない場合は、怒ることが目的
自分ができることの範疇を超えていると伝える。ちなみに(5)へ行くほど、上級編です。「そんなことできない」と思ったらまずは逃げて、また(1)からスタート。
段々と体力が着いてくるので、「前回は(2)までだったけど、今回は(3)まで行けた!」となりますから。どんなときも、自分で自分を否定しないでくださいね。
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