30代半ばを過ぎた筆者の周辺には、彼(彼女)しかいない!と盲目的に結婚した人たちもいれば、彼(彼女)でいいのかな…?と悩んだ末に決断し、結婚した人たちもいます。
前者でも後者でも、結婚後、仲睦まじく暮らしているカップルもいれば、そうではなく離婚してしまうカップルもいて、「結婚がうまくいくかどうかは、結婚時の想いの深さだけでは計り知れないものだなあ」とつくづく感じることがあります。
「いずれは離婚しよう」と思って結婚する人なんて、めったにいないでしょう。ほとんどの人が「一生共に生きていく」と誓って結婚するはずです。
しかし、結婚したカップルの3組に1組が離婚するといわれる時代。一体なぜ、彼ら、彼女らは「離婚」という結末にたどり着いてしまうのでしょうか?
エン婚活エージェント株式会社が2020年に離婚した20代〜40代の男女を対象に実施した「2020年の離婚」に関する調査結果から見ていきましょう。
結婚3〜4年目はキケン…?
「3年目のジンクス」「3年目の浮気」という言葉があります。付き合いたてのころはお互いに新鮮でときめく関係であっても、時が経つごとにその彩りが失われ、マンネリ化してしまう…。そんな理由から浮気に走ったり、別れを選んだりするカップルが多いというのです。
しかし「結婚してから何年で離婚に至りましたか?」という今回の調査のアンケートでは、「3〜4年未満」が16.0%ともっとも多かったものの、「2〜3年未満」が14.4%、「1〜2年未満」が13.8%、「10年以上」が13.3%と、それほど大きな差はなく、結婚からの年数は関係なく離婚に至っていることがわかりました。
1〜4年の結婚生活の後に離婚に至ったカップルが多いものの、10年以上連れ添ったカップルが離婚という選択をすることも珍しくはないようですね。それでは気になる離婚理由は一体どのようなものなのでしょうか?
離婚の原因はなに?
「離婚に至った理由を教えてください(複数回答可)」という質問の回答は、次のようになっています。
離婚に至った理由ランキング
- 第1位:性格が合わない(55.6%)
- 第2位:異性関係(17.0%)
- 第3位:DV・モラハラ(16.2%)
- 第4位:金銭トラブル(14.0%)
- 第5位:性的不調和(13.5%)
- 第5位:家事や子育てに非協力的(13.5%)
- 第7位:親族との不仲(10.1%)
- 第8位:飲酒トラブル(9.9%)
半数以上である55.6%のかたが、「性格が合わない」ことを理由に離婚しています。結婚し、一緒に暮らしてみて初めてわかる部分もあるのでしょう。また、妊娠したり子どもが生まれたりして初めて見えてきた部分もあるのかもしれません。
また、不倫や浮気などの「異性関係」や「DV・モラハラ」といった暴力、「金銭トラブル」「性的不調和」に耐えかねて離婚したかたも一定数いるようです。
離婚に至った最大の理由として「一緒にいる時間が長くなって考え方のずれをより感じたから(40代/女性/千葉県)」「子供を可愛がらない。いつも自分優先(20代/女性/埼玉県)」というコメントが寄せられていましたが、性格の不一致などからくる「この人と一緒にいても心地よくない」「この人と一緒にいたら不快な気持ちになってしまう」という思いから、離婚を決意する人も多いのでしょう