みなさんこんにちは、スピリチュアルカウンセラー/ヒーラーのみちよです。最近、個人セッションの場で「お見合いをして出会った人にトキメキを感じない」というご相談を受けました。
そこできょうは 「トキメキ」 について書きたいと思います。はたして、結婚にトキメキは必要なのでしょうか?
なぜ「ビビビ」とくるの?
いつもお話するように、どちらかというと女性は直感の生き物。もし、一番最初に多少でも 「いいな」 がなければ、それからどんなに頑張っても、本当の意味で 「いいな」 と思うことはないでしょう。
よくお見合いの場などでは「何度も会ってみないと、その人のよさはわからないよ。だから一回目の印象で決めちゃダメ」ということを言われたりしますけども、女性にとっては直観が「Yes」と言わなければ、何度会ったとしても「No」なのです。だからまず、女性は直観を信じることに尽きます。
でもだからといって、「ビビビ」という電撃に打たれるような感覚も、実は本物ではないのですね。この「ビビビ」は、実は相手からもたらされているものではなく、相手のなかに「自分にはない(でも相手は持っている)」と思っているエッセンスを感じ取っているのです。
しかし相手のなかだけにそれを見てしまうと、「これ(エッセンス)がどうしてもほしい」という執着になってしまいます。
その結果「この恋愛が成就しなければ苦しい…」という結果に陥ることになって、恋愛がうまくいっているときは幸せ、でもうまくいってないと不幸というジェットコースターになってしまうのですね(そして相手に嫌われないために、一生懸命我慢します。これも不幸です)。
実はこのエッセンスは、相手にではなく、自分のなかで育てたいと思っているエッセンスだったりします。
たしかに、恋愛したとき、この「ビビビ」があるほうが、盛り上がるし、気持ちはハイになるしで、高揚感に包まれ、気分はいいです。
でも、ここはあまり相手とのパートナーシップが築けるかどうかとは関係がない部分なので、逆に「ビビビ」の関係では結婚も難しいかもしれません(古い例で言えば、聖子ちゃんもかつてビビビ婚のとき、うまく行かなかったはず…)。
「ビビビ」よりも「共鳴感」
パートナーシップは二人三脚。同じ歩調で、同じ息遣いで協力しあえるか、どうか。だからむしろ、「ビビビ」よりも、一方を鳴らせば相手も鳴りはじめるような「共鳴感」のほうが大事です。
先のご質問をされたクライアントさんは、相手の人に「いい人だとは思うけど、トキメキを感じない」ということでしたが、もっと言えば、この「共鳴感」と「ビビビ」は相反するところにあるかもしれません。
…わたし自身も、このような「いい人だとは思うけど、トキメキを感じない」人と付き合ったこともあれば、ビビビで付き合ったこともありますが、結果、どちらも惨敗でした(前者は付き合う意味が途中でわからなくなったのと、後者は振り回されて疲れました)。
そもそも「共鳴」というのは、お互いに自分を出せる関係で初めて起こるものです。「共鳴」を言い換えれば、自分のニーズを相手が自然に汲める、そして自分も相手のニーズを自然に汲める。それが、お互いに自然にできるような関係かもしれません。
これは、ビビビときた側が、相手に夢中になって追いかけている間は起こりえない現象なのです。
二人三脚というのは、力みすぎても転んでしまうので、リラックスしながらも、ふたりの息を合わせて前へ進もうとするもの。そんな「意識合わせ」ができるかどうか、のほうが重要だったりします。
「ニーズ」には、精神的、肉体的、感情的、いろんなものがあるかもしれません。たとえば、わたしは、カウンセラーとして話を聞くのが仕事でもあり、普通にできることですが、いまの夫と出会ったときはずっと「話を聞く係」でした。
彼はかつて、自分の家族に大きな不満があったので、誰かに聞いてほしかったのですが、わたしはそれを全然苦になることなくやれていたんですね。
逆では、夫がわたしの苦手な植物の世話を嬉々としてやってくれたり、と最初からお互いに「無理せず、ありのまま」で「持ちつ持たれつ」ができる関係だったんです。そんないろいろな、お互いに欠けているパズルが、相手と一緒になることで合わさっていった感じがします。
それは相手への依存ではなく、自分をそのまま、ありのままで見たときに「この人と一緒にいると、もっと自分がホッとする、楽になる、自然になる」という、プラスの要素を見出しているということでもあるんです。女性は、やはり直観を大事にして、最初の印象で前へ進んでいいかどうかを決めたほうがいいです。
そしてそのうえで「ふたりの間に共鳴があるかどうか」を吟味してみるといいのではないかなと思います。実際、二人三脚同様、ふたりで息を合わせて進める関係のほうが長続きするはずですから。
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