2.配送手数料が安い
筆者は日本で暮らしていたころ、あまり出前を注文しませんでした。配送手数料が高額だったからです。
いまは日本でもUber Eats(ウーバーイーツ)が浸透し、出前できるものも増え、配送手数料も安くなっているようですが、それでも少量注文の際は別途手数料がかかったり、サービス料がかかったり、悪天候の日には配送手数料が高額になったりするようですね。
aumoによると、2020年11月の渋谷区のUber Eats配送料は約50円~400円、千葉市の配送料は約150円~400円となっているようです。
韓国では基本的に配送手数料は2,000ウォン(141円)ほどです。一定額以上注文すると無料というところも多くあります。
日本人は韓国のペダルの配送料の安さに驚きますが、韓国人の中にはこの値段に不満を持っている人もいます。数年前まで配達料は基本的に店持ちで、客側は払う必要がなかったからです。このころ、配達員の手数料はお店が負担していました。しかしいまは配達員の人件費が上がってしまったため、配達料を客側が負担するようになったのです。
それでも141円であれば、お店に行く手間を考えればかなり安いですよね。韓国でペダルが浸透する理由のひとつはここにあると思います。
3.すぐに届けてくれる
韓国人は日本人と比べると、早いことが大好きで待つことが大嫌いな人が多いです。
そんな韓国人の気質に合わせるかのように、ペダルは注文するとすぐに届けてくれます。韓国の道路ではバイクに乗っている人たちを多く見かけますが、その多くがペダルの配達員です。
彼らは道を熟知しているので道に迷ったり、渋滞に巻き込まれたりして配達が遅くなることはあまりありません。「20分で届ける」とお店の人に言われていたのに、10分で到着したこともありました。
しかし、ペダル配達員は速さを重視するため、時には交通違反や交通事故も起こします。早いサービスはかなりありがたいのですが、もう少し安全を考えて改善した方がいいのではないかと思ったりもします。
韓国はかなりの“ペダル天国”だということがおわかりいただけたでしょうか?
カフェや屋台で食べる韓国料理はもちろんおいしいのですが、ペダルも韓国を代表する文化のひとつ。ぜひ韓国にいらした際にはお試しくださいね!